・スワップポイント投資のメリットやデメリットが気になるな
・どうはじめればいいのかも知りたいな
こういった疑問にお答えしていきます。
相場の値動きを過度に気にすることなく、ほったらかし運用が可能なことから、人気の高いスワップポイント投資。
私自身も、本記事でご紹介する内容を踏まえて、メキシコペソ・南アフリカランドのスワップ投資をしており、以下の運用を実現しています。
・メキシコペソ:想定年利24.9%(レバレッジ約3倍)
・南アフリカランド ::想定年利27.3%(レバレッジ約4倍)
参考記事
>> 【メキシコペソ】スワップポイント投資 | 運用実績、利回り公開中!
>> 【南アフリカランド】スワップポイント投資 | 運用実績、利回り公開中!
本記事では、スワップポイント投資のメリット・デメリット・はじめ方を分かりやすく解説していきます。
それでは、いってみましょう。
- スワップポイント投資のメリット、デメリット
- スワップポイント投資のはじめ方
目次
スワップポイントとは?
スワップポイントとは、スワップポイント(金利差調整分)と呼ばれる2国間の金利差から得られる利益のことです。
そして、スワップポイントを狙ったFXのことを、スワップポイントFXと言います。
日本の金利は、現在マイナス0.10%で、この水準は世界的に見て最低水準です。
金利の差額がスワップポイントとなるので、基本的に日本円で外貨をFX取引すると、ロング(買い)の場合、プラスのスワップポイントを受け取れます。
逆に、FXでショート(空売り)をした場合には、マイナスのスワップポイントになります。
続いて、スワップポイント投資のメリット・デメリットを見ていきましょう。
スワップポイント投資のメリット
スワップポイント投資のメリットは以下のとおりです。
毎日スワップポイントを得られる
ほったらかし投資が可能
為替差益も期待できる
一つずつ見ていきましょう。
毎日スワップポイントを得られる
何よりもこちらが最大のメリットですね。
毎日チャリンチャリンと稼げるので、不労所得感があり、モチベーションも上がります。
さらに獲得したスワップポイントを追加原資にして積立を継続的に行うことで、複利効果が期待できます。
▼高金利通貨 スワップ複利投資 解説記事
>> 【資産倍増!】メキシコペソ積立投資 | スワップ再投資の複利効果を公開
>> 【資産倍増!】南アフリカランド積立投資 | スワップ再投資の複利効果を公開
>> 【資産倍増!】トルコリラ積立投資 | スワップ再投資の複利効果を公開
ほったらかし投資が可能
為替差益を狙った裁量トレードは、時に相場に張り付く必要もあり、日中本業のある会社員にはなかなか手が出しづらいですよね。
スワップポイント投資であれば、ほったらかしで毎日スワップポイントが得られるので、相場を見る必要はありません。
為替差益も期待できる。
スワップポイント投資ですが、買いタイミングによっては、その後の価格上昇に伴い、為替差益が期待できる場合もあります。
この場合は、気にせず利確をしてしまい、また価格が下落した際に、再度買いポジションでエントリーすることで、利益効率を最大化できます。
スワップポイント投資のデメリット
スワップポイント投資のデメリットは以下のとおりです。
金利変動によるスワップポイント低下リスク
価格の大幅下落によるロスカットリスク
一つずつ見ていきましょう。
金利変動によるスワップポイント低下リスク
スワップポイントは「FX会社」と「各国の政策金利」によって決まります。
スワップポイントはFX会社毎に自由に定められるので、各通貨で高スワップポイントが期待できるFX会社を選択しましょう。
一番大きい要因となるのは「各国の政策金利」です。
例えば、少し前まで高金利通貨としてお馴染みだった「豪ドル」。
オーストラリアが2019年6月から利下げを開始し、政策金利は1.50(2019年5月)%→1.25%(2019年6月)→1.00%(2019年7月)と下がっており、スワップポイントも下がっています。
各国の政策金利によってスワップポイントは大きく左右されるため、スワップポイント投資を行う上では、各国の経済情勢にアンテナを張っておきましょう。
関連記事
>> メキシコ政策金利の過去・現在・未来。今後の金利はどうなる?
>> 南アフリカ政策金利の過去・現在・未来。今後の金利はどうなる?
>> トルコ政策金利の過去・現在・未来。今後の金利はどうなる?
価格の大幅下落によるロスカットリスク
為替相場なので、価格の上下変動は当たり前です。
スワップポイント投資もFXなので、エントリー方向と逆に相場が大きく動いた場合には、含み損を抱えますし、運用原資次第ではロスカットになるリスクがあります。
こちらは通常のFXと同様ですが、事前にロスカットシミュレーションを行い、ほったらかしでも比較的安全に運用できる運用原資を口座に入れておきましょう。
スワップポイント投資のはじめかた
スワップポイント投資のはじめ方は以下のとおりです。
通貨ペアの選定
レバレッジ設定
FX会社選定
一つずつ見ていきましょう。
通貨ペアの選定
通貨選定のポイントは以下の2点です。
・政策金利(スワップポイント)
・相場のトレンド
政策金利(スワップポイント)
各国の政策金利比較は以下のとおりです。
▼各主要国の政策金利(2019年12月時点)
国名 | 政策金利 |
日本 | -0.10% |
アメリカ | 1.75% |
EU | 0.00% |
イギリス | 0.75% |
カナダ | 1.75% |
オーストラリア | 0.75% |
ニュージーランド | 1.00% |
スイス | -1.25% |
香港 | 2.00% |
トルコ | 14.00% |
メキシコ | 7.50% |
南アフリカ | 6.50% |
トルコ、メキシコ、南アフリカが突出して高いのが分かりますね。
クロス円の場合、日本の政策金利(-0.10%)との差分が、スワップポイントとなります。
そのため、政策金利が高いほど、買いポジションに対して付与されるスワップポイントも高くなります。
2019年からアメリカをはじめ、先進国・新興国が相次いで、利下げに動いています。
トルコ・メキシコ・南アフリカも例外ではなく、利下げに動いていますが、全体的に利下げになっていることもあり、政策金利の高さは揺るぎません。
続いて、各主要国通貨(クロス円)のスワップポイントを比較してみましょう。
▼通貨ペア毎1Lot(1万通貨)あたりスワップ
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
通貨ペア | 1円あたりスワップ (プラス方向) |
スワップ (買い) |
スワップ (売り) |
現在レート (2019/10/9時点) |
メキシコペソ円 | 2.19円 | 12円 | -12円 | 5.474円 |
南アフリカランド円 | 1.70円 | 12円 | -12円 | 7.043円 |
トルコリラ円 | 3.80円 | 70円 | -70円 | 18.40円 |
ドル円 | 0.60円 | 65円 | -65円 | 107.28円 |
ユーロ円 | 0.084円 | -10円 | 10円 | 117.79円 |
ポンド円 | 0.19円 | 25円 | -25円 | 131.24円 |
豪ドル円 | 0.22円 | 16円 | -16円 | 72.32円 |
NZドル円 | 0.29円 | 20円 | -20円 | 67.71円 |
カナダドル円 | 0.49円 | 40円 | -40円 | 80.60円 |
(参照元:みんなのFXスワップポイント)※2019/10/8時点
1円あたりスワップで見ると、トルコリラ > メキシコペソ > 南アフリカランド の順番となります。
スワップポイントの高さに加えて、次に紹介する「相場のトレンド」を踏まえて通貨選定を行います。
相場のトレンド
スワップポイント投資は、買いポジションを保有し続ける必要があります。
そのため、価格下落が続くと、含み損を抱え続け、最悪ロスカットされてしまいます。
一時的な下落は仕方ないですが、一定のレンジで上下を続ける「レンジ相場」となっている通貨が理想です。
メキシコペソ・南アフリカランド ・トルコリラのチャート推移を見てみましょう。
▼メキシコペソ円チャート推移
過去3年で見ると、最高値6.429円、最安値4.870円となっており、概ね5〜6円間のレンジ相場となっています。
安心できますね。
▼南アフリカランド円チャート推移
過去3年で見ると、最高値9.285円、最安値6.314円となっており、概ね7〜9円間のレンジ相場となっています。
安心できますね。
▼トルコリラ円チャート推移
過去3年で見ると、ずっと下がり続けていますね。
もっと長い期間で見ても下落し続けています。
一方、2018年に「トルコショック」という大暴落がありましたが、その後徐々に盛り返しています。
ただし、リスクの高い通貨になるので、慎重な運用をする必要があります。
おすすめ運用レバレッジは追って解説しますね。
続いて、各通貨のおすすめレバレッジ・FX会社をご紹介します。
レバレッジ設定・FX会社選定
メキシコペソ
おすすめレバレッジは3倍!
メキシコペソ1万通貨を購入する場合の、レバレッジ毎 必要資金・想定利回り 比較を見てみましょう。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
レバレッジ | 想定利回り(年間) | ロスカットライン | 必要資金 | オススメ度 |
1倍 | 8.3% | 0円 | 57,000円 | |
2倍 | 16.6% | 2.969円 | 28,500円 | |
3倍 | 24.9% | 3.959円 | 19,000円 | |
4倍 | 33.2% | 4.454円 | 14,250円 | |
5倍 | 41.6% | 4.750円 | 11,400円 |
メキシコペソ円レート=5.7円 1万通貨あたり年間スワップポイント=4,745円(13円×365日)
おすすめレバレッジは3倍です!
レバレッジ3倍でスワップポイントのみで想定年利24.9%が期待できます。
3倍がおすすめの理由は、過去最安値(4.87円)よりマイナス約1円下がってもロスカットされないためです。
メキシコペソのチャートを見てみましょう。
▼メキシコペソ円 10年強 チャート
2016年11月に史上最安値(4.87円)を付けました。
レバレッジ3倍で運用した場合、
ロスカットライン(3.959円)と史上最安値(4.870円)の差分は0.911円です。
関連記事
>> 【おすすめは3倍!】メキシコペソの適正レバレッジ計算 | 収益シミュレーション
また、メキシコペソは世界3大格付け会社が投資対象と評価しており、安心できます。
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>> 【最新】メキシコの格付け | 為替に与える影響・発表タイミングは?
メキシコペソ おすすめFX会社
メキシコペソ投資なら、スワップポイントの高い LIGHT FX がオススメです!
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>> 【最新】メキシコペソ スワップポイント比較 | おすすめFX会社一覧
>> 【本音】LIGHT FXの評判 | メリット・デメリットを徹底解説!
南アフリカランド
おすすめレバレッジは3倍!
南アフリカランド1万通貨を購入する場合の、レバレッジ毎 必要資金・想定利回り 比較を見てみましょう。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
レバレッジ | 想定利回り(年間) | ロスカットライン | 必要資金 | オススメ度 |
1倍 | 7.3% | 0円 | 75,000円 | |
2倍 | 14.6% | 3.907円 | 37,500円 | |
3倍 | 21.9% | 5.209円 | 25,000円 | |
4倍 | 29.2% | 5.860円 | 18,750円 | |
5倍 | 36.5% | 6.250円 | 15,000円 |
南アフリカランド円レート=7.5円 1万通貨あたり年間スワップポイント=5,475円(15円×365日)
おすすめレバレッジは3倍です!
レバレッジ3倍でスワップポイントのみで想定年利21.9%が期待できます。
3倍がおすすめの理由は、過去最安値(6.314円)よりマイナス1円強下がってもロスカットされないためです。
南アフリカランドのチャートを見てみましょう。
▼南アフリカランド円 10年強 チャート
2016年6月に史上最安値(6.314円)を付けました。
レバレッジ3倍で運用した場合、
ロスカットライン(5.209円)と史上最安値(6.314円)の差分は1.105円です。
ちなみに私の運用は約4倍なので、少々リスクを取っています。
関連記事
>> 【おすすめは3倍!】南アフリカランドの適正レバレッジ計算 | 収益シミュレーション
南アフリカランド おすすめFX会社
南アフリカランド投資なら、スワップポイントの高い LIGHT FX がオススメです!
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>> 【本音】LIGHT FXの評判 | メリット・デメリットを徹底解説!
トルコリラ
おすすめレバレッジは3倍!
トルコリラ1万通貨を購入する場合の、レバレッジ毎 必要資金・想定利回り 比較を見てみましょう。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
レバレッジ | 想定利回り(年間) | ロスカットライン | 運用資金 | オススメ度 |
1倍 | 7.89% | 0円 | 185,000円 | |
2倍 | 15.78% | 9.896円 | 92,500円 | |
3倍 | 23.68% | 13.195円 | 61,667円 | |
4倍 | 31.57% | 14.844円 | 46,250円 | |
5倍 | 39.46% | 15.834円 | 37,000円 |
トルコリラ円レート=18.5円 1万通貨あたり年間スワップポイント=14,600円(40円×365日)
おすすめレバレッジは3倍です!
レバレッジ3倍でスワップポイントのみで想定年利23.68%が期待できます。
3倍がおすすめの理由は、過去最安値(15.218円)よりマイナス約2円下がってもロスカットされないためです。
トルコリラのチャートを見てみましょう。
▼トルコリラ円 10年強 チャート
下落し続けており、2018年8月に史上最安値(15.218円)を付けました。
この時の大暴落は「トルコショック」と呼ばれ、多くの個人投資家が大損をしました・・・
ただし、その後トルコ経済の回復に伴い、レートは上昇を続けています。
レバレッジ3倍で運用した場合、
ロスカットライン(13.195円)と史上最安値(15.218円)の差分は2.023円です。
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>> 【おすすめは3倍!】トルコリラの適正レバレッジ計算 | 収益シミュレーション
トルコリラ おすすめFX会社
トルコリラ投資なら、スワップポイントの高い LIGHT FX がオススメです!
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【まとめ】スワップポイント
・スワップポイントは2国間の金利差から得られる利益。
・スワップポイント投資のメリットは3つ!
・【メリット①】毎日スワップポイントを得られる
・【メリット②】ほったらかし投資が可能
・【メリット③】為替差益も期待できる
・スワップポイント投資のデメリットは2つ!
・【デメリット①】金利変動によるスワップポイント低下リスク
・【デメリット②】価格の大幅下落によるロスカットリスク
・スワップポイント投資のはじめ方
・「通貨ペア選定」「FX会社選定」「レバレッジ選定」
・通貨選定ポイントは、政策金利の高さ と レンジ相場 であること。
・政策金利は、トルコ・メキシコ・南アフリカが突出して高い。
・メキシコペソ・南アフリカランドは、過去3年レンジ相場を形成。
・トルコリラは、下落が続いている。
・一方、2018年8月の大暴落以降、盛り返してきている。
・スワップポイントの高さは魅力だが、慎重な運用を行う必要あり。
・メキシコペソの推奨レバレッジは3倍!
・レバレッジ3倍で想定年利24.9%!
・南アフリカランドの推奨レバレッジは3倍!
・レバレッジ3倍で想定年利21.9%!
・トルコリラの推奨レバレッジは3倍!
・レバレッジ1倍で想定年利23.6%!
スワップ投資は早く始めた方がスワップポイントが貯まり続けるため、有利です。
また、貯まったスワップポイントを追加原資として継続的に積立投資を行うことで、複利効果が働き、数年後の利益が大きく変わってきます。
▼スワップ複利投資 に興味ある方は以下の記事をご覧下さい。
>> 【資産倍増!】メキシコペソ積立投資 | スワップ再投資の複利効果を公開
>> 【資産倍増!】南アフリカランド積立投資 | スワップ再投資の複利効果を公開
>> 【資産倍増!】トルコリラ積立投資 | スワップ再投資の複利効果を公開
まずは小額からでもスワップポイント投資を始めてみてはいかがでしょうか^ ^
関連記事
>> 【比較】スワップポイント投資 | おすすめ通貨とFX会社を公開!
>> スワップポイントで生活資金は稼げるのか?|ブログでシミュレーション