・スワップポイントは幾らなんだろう?
・どのぐらい稼げるんだろう?
・利回りはどのぐらいなんだろう?
・リスクはなんだろう?
・オススメFX会社はどこだろう?
本記事では、こういった疑問にお答えしていきます。
スワップポイント投資として有名なトルコリラ。
その理由は、他の通貨を寄せ付けない圧倒的な高金利による、スワップポイントの高さです。
政策金利は以下のとおり
▼各主要国の政策金利(2020年1月時点)
国名 | 政策金利 |
日本 | -0.10% |
アメリカ | 1.75% |
EU | 0.00% |
イギリス | 0.75% |
カナダ | 1.75% |
オーストラリア | 0.75% |
ニュージーランド | 1.00% |
スイス | -1.25% |
香港 | 2.00% |
トルコ | 11.25% |
メキシコ | 7.50% |
南アフリカ | 6.50% |
本記事では、トルコリラ円投資の魅力・リスク、おすすめレバレッジと想定年利、おすすめFX会社を丁寧に解説していきます。
本記事を読み終えた頃には、トルコリラ円投資の運用イメージが鮮明になっていると思います。
それでは、いってみましょう。
▼スワップポイント投資についてはこちらの記事で解説しています。
>> スワップポイントとは?メリット・デメリットを分かりやすく解説
- トルコリラ スワップ投資の魅力・リスク
- トルコリラ おすすめレバレッジ
- トルコリラ おすすめFX会社
トルコリラ投資なら、スワップポイントの高い みんなのFX がオススメです!
目次
トルコリラ円 スワップポイント投資の魅力
トルコリラ円スワップ投資の魅力は以下のとおりです。
スワップポイントの高さ
スワップポイントの高さ
スワップ投資を行う上で、一番の魅力はこちらです。
そして、トルコリラの場合、スワップポイントが他通貨と比較して、群を抜いて高いです。
関連記事
>> トルコ政策金利の過去・現在・未来。今後の金利はどうなる?
各主要国通貨(クロス円)のスワップポイントを比較してみましょう。
▼通貨ペア毎1Lot(1万通貨)あたりスワップ
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
通貨ペア | 1円あたりスワップ (プラス方向) |
スワップ (買い) |
スワップ (売り) |
現在レート (2020/1/21時点) |
トルコリラ円 | 2.16円 | 40円 | -40円 | 18.50円 |
ドル円 | 0.54円 | 60円 | -60円 | 110.04円 |
ユーロ円 | 0.008円 | -1円 | 1円 | 122.32円 |
ポンド円 | 0.29円 | 42円 | -42円 | 143.86円 |
豪ドル円 | 0.23円 | 18円 | -18円 | 75.62円 |
NZドル円 | 0.30円 | 22円 | -22円 | 72.77円 |
カナダドル円 | 0.47円 | 40円 | -40円 | 84.25円 |
メキシコペソ円 | 1.70円 | 10円 | -10円 | 5.88円 |
南アフリカランド円 | 1.58円 | 12円 | -12円 | 7.59円 |
(参照元:みんなのFXスワップポイント)※2020/1/21時点
ご覧のとおり「トルコリラ円」が最も高いスワップポイント(1円あたり)となります。
トルコリラが高金利である理由
こちらトルコリラの過去3年のチャートです。
ご覧のとおり、ずっと下がり続けてますね・・・
トルコリラがずっと下落し続けている主要因は「高インフレ率」です。
インフレが引き起こすもの
インフレが起きると、モノやサービスの価格が上昇しますが、通貨の価値は下がります。
すると、通貨を持っていても価値がないので、外貨に換金されたりと、通貨が売られやすくなり、通貨の価格が下がります。
一方、適度なインフレは経済成長に繋がります。
理由は以下のとおりです。
・貯蓄より消費、投資に回す動機付けに繋がる。
・企業にとっては、物価上昇による業績向上が見込める。
・業績向上によって、賃金水準が上がり、消費意欲が高まる。
・業績改善、賃金上昇による景気回復によって税収が増える、財政健全化にも繋がる
では、トルコのインフレ率推移を見てみましょう。
トルコのインフレ率推移
2014年以降、コアインフレ率が10%に迫る水準となり、2018年以降に急激に上がっています。
インフレ率上昇を抑止するのは、利上げとなります。
利上げを行い、通貨の魅力を高めることで、流出を防ぐのです。
止まらない下落に対して、トルコ政府と中央銀行は、2018年6月から段階的に利上げを行ってきました。
8.00%(2018年5月)
↓
17.75%(2018年6月)
↓
24.00%(2018年9月)
8%でも十分高い水準ですが、わずか4ヶ月足らずで+16%も上がっています。
こちらが投資家のトルコリラ人気を一気に押し上げました。
一方、2019年7月から利下げを行い、現在は11.25%(2020年1月)と下がっています。
しかし、金利水準としては、他国比較で考えると、いまだに高い水準となります。
そのため、スワップポイントとしては魅力的な通貨であることは変わりません。
続いて、トルコリラ円投資のリスクについて解説します。
トルコリラ円 スワップポイント投資のリスク
トルコリラ円スワップ投資のリスクは以下のとおりです。
ロスカットリスク
アメリカとの関係性
エルドアン政権への懸念
利下げリスク
一つずつみていきましょう。
ロスカットリスク
こちらはトルコリラやスワップ投資に限ったことではなく、FX全般に当てはまる最大のリスクですね。
ロスカットを避けるためには、過去の最安値から許容変動価格を決定し、ロスカットされない運用資金を口座に入金しておきましょう。
アメリカとの関係性
現状、トルコとアメリカの関係性は良好とは言えません。
トルコ政府は、2019年7月にロシア製最新鋭地対空ミサイルシステムS400の搬入を開始し、2020年4月までに配備を完了する計画です。
こちらに対して、アメリカが、NATO(北大西洋条約機構)の加盟国でありながら、仮想敵国ロシアからミサイルシステムを導入するトルコに対し、「敵対者に対する制裁措置(CAATSA)」に基づく制裁を加えるリスクがあります。
2018年8月のトルコショックの直接的なきっかけも、アメリカのトランプ大統領が、トルコに対する追加関税の税率を引き上げる方針を表明したことでした。
米国との関係性から目が離せません。
トルコ(エルドアン大統領)とアメリカ(トランプ大統領)の政治的な対立により、トルコリラ不安が高まり、ジワジワとトルコリラが下がっている中、ECB(欧州中央銀行)が欧州の銀行のトルコ向け債権に懸念を強めている。との報道が走り、トルコリラは一段と下落。
さらに、アメリカのトランプ大統領が、トルコに対する追加関税の税率を引き上げる方針を表明したことで、トルコリラは急落。
1日で、トルコリラ/円は、20円から16円弱まで下落。
翌週の2018年8月13日には、さらに暴落し、史上最安値の15.218円を記録。
エルドアン政権への不安
エルドアン政権への不安は依然として残っています。
アメリカではなく、ロシア寄りであると思われている点や、2019年7月6日に、金融政策をめぐり対立していた中銀総裁を更迭したことが、中央銀行の独立性に対する懸念に繋がっています。
こういった懸念がさらに進むと、トルコリラ下落要因となるので、注意が必要です。
利下げリスク
2019年7月に実施した利下げ幅は、市場の予想を大きく上回ったものの、インフレ減速幅に見合った幅で、実質金利(政策金利ー消費者物価上昇率)は高水準であることから、トルコリラの反応は限定的でした。
しかし、今後も利下げを断続的に継続する可能性があり、トルコリラが売られる(価格が下落する)リスクは依然残っています。
これはトルコリラにとっては追い風です。米国の金利が下がると新興国に資金が流れるため、トルコリラの上昇可能性が高まります
関連記事
>> 【2019年】トルコリラの見通しを過去チャートから分析。今後のレートを予測。
続いて、最大のリスクであるロスカットをどう防ぐかについて解説します。
ロスカットをどう防ぐか
スワップ投資を行う上で一番のリスクは「ロスカット」になることです。
ロスカットを避けるために、許容変動価格をいくらに置くかが重要です。
再度、トルコリラの過去チャート推移を見てみましょう。
🔽トルコリラ円チャート推移
過去3年で見ると、最安値15.218円となります。
こちらを踏まえ、トルコリラ1万通貨を購入する場合の、レバレッジ別運用資金及び想定利回りを見てみましょう。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
レバレッジ | 想定利回り(年間) | ロスカットライン | 運用資金 | オススメ度 |
1倍 | 7.89% | 0円 | 185,000円 | |
2倍 | 15.78% | 9.896円 | 92,500円 | |
3倍 | 23.68% | 13.195円 | 61,667円 | |
4倍 | 31.57% | 14.844円 | 46,250円 | |
5倍 | 39.46% | 15.834円 | 37,000円 |
トルコリラ円レート=18.5円 1万通貨あたり年間スワップポイント=14,600円(40円×365日)
ちなみに私はレバレッジ約5倍ほどで運用してますが、こちらは少しリスクある運用となります。
有事の際に、投入できる追加原資がある前提で、高利回りを狙いに行っているので、ご自身の投資余力に合わせて、レバレッジは選択してください!
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>> 【おすすめは3倍!】トルコリラの適正レバレッジ計算 | 収益シミュレーション
続いて、おすすめFX会社をご紹介します。
おすすめFX会社はこちら!
トルコリラ円スワップ投資をする上で最も重要なのは「スワップポイント」です。
スワップポイントはFX会社によって異なるため、高いスワップポイントが期待できるFX会社を選びましょう。
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【まとめ】トルコリラ スワップポイント
・トルコリラの魅力は「スワップポイントの高さ」
・トルコは2018年6月から段階的に利上げを実施!
・わずか4ヶ月で+16%上昇!
・2019年7月からは利下げを開始。
・金利は、まだまだ他国比較で圧倒的高水準!
・トルコリラのリスクは4つ!
・【リスク①】ロスカットリスク
・【リスク②】アメリカとの関係性
・【リスク③】エルドアン政権への懸念
・【リスク④】利下げリスク
・足元の経済は徐々に回復の兆しも、慢心は禁物。
・トルコリラ取引のおすすめレバレッジは3倍!
・レバレッジ3倍での想定年利は23.6%!
・スワップ投資に適した通貨であるが、適度なレバレッジで運用すべき通貨!
スワップ投資は早く始めた方がスワップポイントが貯まり続けるため、有利です。
また、貯まったスワップポイントを追加原資として継続的に積立投資を行うことで、複利効果が働き、数年後の利益が大きく変わってきます。
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まずは小額からでもスワップポイント投資を始めてみてはいかがでしょうか^ ^
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