・今は買い時なのかな?
・今後、メキシコペソは上がるのかな?下がるのかな?
こういった疑問にお答えしていきます。
私は2019年6月からメキシコペソ円スワップ投資を開始して、スワップポイントのみで想定年利24.9%(レバレッジ3倍程度)の運用を実現しています。
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本記事では、メキシコペソ円の今後の見通しを、過去のチャート分析を基に丁寧に解説していきます。
本記事を読み終えた頃には、メキシコペソ円の今後の見通しイメージが鮮明になっていると思います。
それではいってみましょう。
▼スワップポイント投資についてはこちらの記事で解説しています。
>> スワップポイントとは?メリット・デメリットを分かりやすく解説
- メキシコペソ チャート分析
- メキシコペソ 今後の見通し
- メキシコペソ おすすめレバレッジ、想定年利
- メキシコペソ おすすめFX会社
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目次
メキシコペソ円チャート分析(10年間)
まずは、メキシコペソの今後の見通しを予想するために、過去のチャートを見てみましょう。
こちら過去約10年間のメキシコペソ円チャートです。
10年単位で見ると、反発もありながらも、価格は下がり続けています。
大きな下落のポイントは2つです。
2008年:リーマンショック
2016年:ブレグジット・トランプ大統領就任
【下落】2008年:リーマンショック
2008年大暴落の原因はリーマンショックです。約5円ほど下落しました。
ここまでの歴史に残る大暴落が起きると、メキシコペソに限らずあらゆる通貨が大打撃を受けます。
【下落】2016年:ブレグジット・トランプ大統領就任
2016年の暴落の原因は、「ブレグジット」「トランプ大統領の発言」です。
2016年11月には史上最安値の4.870円を付けます。
原因は、米大統領選で就任したトランプ大統領の、国境の壁や国境税の導入などの発言でした。
このように、メキシコは隣国であり、最大の貿易相手である米国の影響を大きく受けます。
ここで記録した最安値はメキシコペソ投資をする上で、大きな目安になるので覚えておきましょう。
メキシコペソ円チャート分析(2018年〜2019年)
こちら2018年〜2019年のメキシコペソ円チャートです。
上昇・下落のポイントがいくつかあります。
原因とともに、一つずつ解説していきます。
【下落】2018年4〜6月:米国と各国の関係性不安、米国株下落
こちらの原因は以下のとおりです。
米中貿易摩擦問題勃発
2018年2月以降の米国株価の下落
米国、カナダ、メキシコによる貿易協定(NAFTA)再交渉結果への懸念
この頃から米国と各国の関係性に暗雲が立ち込め、米国株下落による世界経済減速懸念も拡がっていきました。
一時メキシコペソ円は5.3円まで価格を落としました。
【上昇】2018年6月:メキシコの利上げ
メキシコは2015年から断続的に利上げを続けています。
2018年は、2・6・11・12月に、計4回の利上げを行いました。
特に6月は暴落後ということもあり、大きく反発し、上昇しました。
【下落】2018年10月:米国株下落
米国株式下落を発端とする世界景気減速懸念が拡がり、下落しました。
この頃から米国経済の先行き不安、リセッション(景気後退)懸念からのリスクオフムードが世界中に拡がりました。
【上昇】2019年1月:米国利下げ観測の高まり
米国利下げ観測の高まりにより、メキシコペソ円は上昇しました。
過去を振り返っても、米国の利下げが行われると、新興国に通貨が流れる傾向があります。
【下落】2019年3月:トルコリラ急落、米中貿易摩擦問題
こちらの原因は「トルコリラ急落」「米中貿易摩擦問題により世界景気減速懸念」です。
新興国通貨は自国問題ではなくても、他通貨の下落に引っ張られる傾向があります。
そのため、トルコリラ急落時にメキシコペソも下落しました。
【下落】2019年5月:メキシコへの制裁関税措置
2019年5月30日に不法移民対策が不十分として、メキシコからの全輸入品に制裁関税を課すと発表
【上昇】2019年6月:メキシコへの制裁関税の無期限延期
米国とメキシコが移民対策で合意し、2019年6月7日に制裁関税の無期限延期が決まりました。
【下落】2019年8月:米中貿易摩擦問題の悪化
8月1日にトランプ大統領が、9月1日から中国からの輸入品3,000億ドル相当に10%の追加関税を課すと発表しました。
さらに、8月5日に米財務省は、貿易で有利になるよう意図的に通貨を切り下げているとして中国を「為替操作国」に指定しました。
こちらを受けて、世界経済への悪影響が及ぼされる懸念から、各国通貨が暴落し、メキシコペソ円も同じく暴落しました。
メキシコペソの今後の見通し
メキシコペソ円の今後の見通しはどうなるでしょうか?
上昇要因・下落要因に分けて見ていきましょう。
上昇要因
上昇要因は以下のとおりです。
米国の利下げ
ドル建て借金の利息低下
米国の利下げ
2015年12月から断続的に利上げを行ってきた米国ですが、2019年7月に10年半ぶりに利下げを行いました。
今回の利下げは、景気の下振れリスクに対する予防的利下げとなります。
米国の足元の景気は拡大局面が戦後最長の11年目に突入し、雇用も消費も底堅い状態です。
一方で、米中貿易戦争を背景に、企業投資には減速懸念が拡がっており、景気落ち込みに対して先手を打ったと言えます。
FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)のパウエル議長は今後利下げを継続的に実施することは名言していません。
米国利下げは、新興国に通貨が流れる要因になるため、今後継続的な利下げが実施されるかどうかが、メキシコペソ円にとって重要になりそうです。
ドル建て借金の利息低下
米国が利下げを行うと金利が低下します。
そして、新興国(特にメキシコ)はドル建ての借金を多く抱えます。
するとどうなるか?
利息が下がるため、利払いの負担が減り、新興国通貨は上昇する可能性が高くなります。
こうなると、メキシコ経済にとってはプラスに動くと考えられます。
下落要因
下落要因は以下のとおりです。
米国との関係性
米中貿易摩擦問題
国内経済政策
米国との関係性
メキシコの貿易最大相手国は米国です。
2019年5月30日に、制裁関税措置を課されそうになった際には、メキシコペソ円は下落しました。
その後、移民政策の合意を経て、制裁関税措置は無期限延期となりましたが、米国との関係性の悪化が起こると、メキシコペソ円の下落要因となります。
米中貿易摩擦問題
なかなか前に進まない米中貿易摩擦問題です。
2019年8月2日にトランプ大統領が、2019年9月1日から、3000億ドル分の中国製品に10%の追加関税を課す考えを明らかにし、米中貿易摩擦再燃への懸念が再燃しました。
引き続き、米中貿易摩擦問題の進捗からは目が離せません。
国内経済政策
2018年12月にロペスオブラドール大統領が就任し、経済政策が大きく変更されました。
新空港の建設中止や石油鉱区の入札中止といった、長期的にはメキシコ経済に悪影響を与える可能性のある政策を実施し始めています。
一方で、社会福祉の充実などの政策は短期的には政府支出を増加させ、経済へ好影響を与えると考えられています。
新大統領による政策動向には注視する必要があります。
【予測】短期的なメキシコペソの見通し
短期的には、大きな上昇は見込みにくいと考えられます。
米国の利下げはメキシコペソ円の上昇に追い風となりそうですが、米中貿易摩擦問題といったリスクを考慮すると、大きな上昇は見込みにくいと考えます。
レンジとしては、5.3円〜6.0円辺りの推移と予測します。
現状は5.7円程度なので、レンジ圏内であると考えます。
【予測】長期的なメキシコペソの見通し
長期的(10〜20年スパン)で考えると、大きな上昇が見込めると考えています。
理由は、日本経済の低迷によって、円の価値が下がるためです。
日本経済の低迷要因は以下のとおりです。
少子高齢化
人口減少
労働生産力の低下
メキシコペソ円投資の魅力はスワップポイントになります。
そのため、短期的に大きな上昇は見込めなくても、ロスカットされないための運用を行う前提であれば、早めに始めた方が有利です。
長期投資の目線で、スワップポイントで利益を重ねながら、中長期的に為替差益も狙っていくというスタンスが良いかと思います。
続いて、メキシコペソ投資を行う上での、おすすめレバレッジをご紹介します。
メキシコペソ投資おすすめレバレッジ、想定年利
スワップ投資を行う上で一番のリスクは「ロスカット」になることです。
ロスカットを避けるために、許容変動価格をいくらに置くかが重要です。
再度、メキシコペソの過去チャート推移を見てみましょう。
過去3年で見ると、最安値4.870円となります。
こちらを踏まえ、メキシコペソ1万通貨を購入する場合の、レバレッジ別運用資金及び想定利回りを見てみましょう。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
レバレッジ | 想定利回り(年間) | ロスカットライン | 必要資金 | オススメ度 |
1倍 | 8.3% | 0円 | 57,000円 | |
2倍 | 16.6% | 2.969円 | 28,500円 | |
3倍 | 24.9% | 3.959円 | 19,000円 | |
4倍 | 33.2% | 4.454円 | 14,250円 | |
5倍 | 41.6% | 4.750円 | 11,400円 |
メキシコペソ円レート=5.7円 1万通貨あたり年間スワップポイント=4,745円(13円×365日)
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続いて、おすすめFX会社をご紹介します。
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【まとめ】メキシコペソ 見通し
・過去10年大きな下落ポイントは2つ。
・「リーマンショック」「ブレグジット・トランプ大統領就任」
・2016年11月には史上最安値の4.870円を記録。
・メキシコは隣国であり、最大の貿易相手である米国の影響を大きく受ける
・メキシコペソは短期的には大きな上昇は見込みづらい。
・ただし、ここ3年ほど、概ね5〜6円を行き来するレンジ相場である。
・レンジ相場のため、含み損が膨らむリスクは小さい。
・長期的にはメキシコペソ自体の価格上昇の可能性あり!
・結論、スワップ投資に適した通貨であること間違いなし!
・メキシコペソ取引のおすすめレバレッジは3倍!
・レバレッジ3倍での想定年利は24.9%!
・過去最安値よりマイナス約1円下がってもロスカットされない!
スワップ投資は早く始めた方がスワップポイントが貯まり続けるため、有利です。
また、貯まったスワップポイントを追加原資として継続的に積立投資を行うことで、複利効果が働き、数年後の利益が大きく変わってきます。
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