配当はいくら貰えるのかな?
年利は何%ぐらい狙えるんだろう?
レバレッジは何倍程度がいいんだろう?
リスクはなんだろう?
こういった疑問にお答えしていきます。
最近人気が高まっているFTSE100の配当投資。
配当金が高いことから、配当(+為替差益)狙いで、投資を始める人が増えています。
FTSE100への投資は、株価指数CFDがおすすめです。
私もGMOクリック証券で、「イギリス100(FTSE100)」「日本225」「米国30」「ユーロ50」の運用を行っています。
本記事では、FTSE100 CFD の証拠金や配当、メリット・デメリット、おすすめレバレッジについて解説していきます。
それでは、いってみましょう。
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FTSE100
・メリット、デメリット
・おすすめレバレッジ
・はじめ方
目次
FTSE100とは?
FTSE100とは、イギリスのロンドン証券取引所に上場している時価総額の大きい100社を対象とした株価指数です。
時価総額の大きい100銘柄を適時入れ替えているので、言い換えればイギリス経済全体を表す指数ということです。
インデックス指数のため、個別株式に比べると安定した値動きが期待できます。
インデックス指数とは?
市場の全体平均に合わせる指数のこと
FTSE100のメリット
メリットは以下のとおり
・配当金(価格調整額)の高さ
・必要証拠金を低く抑えられる
・右肩上がりで伸び続けている
一つずつ見ていきましょう。
配当金(価格調整額)の高さ
FTSE100の一番のメリットはなんといっても、配当金(価格調整額)の高さです。
GMOクリック証券での直近1年の配当金(価格調整額)は以下のとおりです。
・2019/06/20:978円
・2019/03/14:1,228円
・2018/12/20:904円
・2018/09/20:555円
合計:3,665円
この合計額は、FTSE100(イギリス100)を1枚保有していれば、相場の変動に関係なく受け取れる金額です。
続いて、運用レバレッジ毎の配当利回りを見てみましょう。
▼FTSE100 配当利回り(年利)
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
レバレッジ | 運用資金 | 配当利回り(年利) | 配当金(年間) |
1倍 | 98,530円 | 3.66% | 3,665円 |
2倍 | 49,265円 | 7.32% | |
3倍(オススメ) | 32,843円 | 10.97% | |
4倍 | 24,633円 | 14.63% | |
5倍 | 19,706円 | 18.29% |
価格調整額(年間) = 3,604円。取引数量 = 0.1。ポンド円レート = 136.83円。
レバレッジ1〜5倍での配当(価格調整額)利回りは以上のとおりです。
レバレッジは10倍まで掛けられますが、リスクが高く危険なので、やめましょう。
おすすめレバレッジは、2.5〜3倍です!(こちらの理由は後述しますね)
必要証拠金を低く抑えられる
FTSE100は他の株価指数先物と比べると、必要証拠金を低く抑えられます。
株価指数先物1枚あたり必要証拠金比較
・日本225:21,075円
・米国30:28,358円
・イギリス100(FTSE100):9,528円
※2019年9月5日時点
ご覧のとおり、イギリス100(FTSE100)の安さが顕著です。
*ちなみに、米国30は買いポジションを保有していると、マイナス価格調整額が発生するので、そもそも配当狙いとしては不向きです。
おすすめレバレッジの3倍で考えると、約3万で1枚購入すればOKという感じです。
右肩上がりで伸び続けている
こちら過去20年のFTSE100指数のチャートです。
ITバブル崩壊、リーマンショックといった世界規模での不景気時には大きく下落してますが、それ以外は右肩上がりで上昇をしています。
2018年5月には史上最高値を更新しています。
2016/6/23のイギリス国民投票の結果、投票者の過半数がEU離脱を選択。
俗にいう、ブレグジット問題の始まりです。
ご覧のとおり、FTSE100は翌日は若干下がったものの、その後はむしろ上がってますね。
こちらは、イギリス国民投票前後で約30円ほど下落しています。
なので、ブレグジットが実行された場合も影響は限定的だと考えます。
今後も中長期的に見るとFTSE100は上昇を続ける可能性が高く、配当(価格調整額)だけでなく、為替差益も狙っていけるのが魅力です!
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>> FTSE100の今後の見通しは? | 2020年1月ブレグジット決定
FTSE100の運用実績
私も、配当+為替差益を狙って、FTSE100の運用を2019年6月より開始しました。
実績は以下のとおり
・2019/5/28に10枚購入
・2019/7/31に10枚売却
合計損益:+46,987円
・決済損益:+37,207円
・配当金(価格調整額):+9,780円
FTSE100のデメリット(リスク)
デメリットは以下のとおり
・ロスカットリスク
ロスカットリスク
最大のリスクはロスカットです。
FTSE100は配当が魅力的なため、長期でホールドする想定の運用が重要です。
そのため、ロスカットにならないように、比較的安全なレバレッジで運用する必要があります。
そこで、続いて、FTSE100のおすすめレバレッジをご紹介します。
FTSE100 おすすめレバレッジ
FTSE100のレバレッジ毎の比較は以下のとおりです。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
レバレッジ | おすすめ度 | 許容価格 変動幅 |
運用資金 | 価格調整額 年利 |
1倍 | 6,481円 | 98,530円 | 3.66% | |
2倍 | 2,880円 | 49,265円 | 7.32% | |
2.5倍 | おすすめ! | 2,160円 | 39,412円 | 9.14% |
3倍 | おすすめ! | 1,680円 | 32,843円 | 10.97% |
4倍 | 1,080円 | 24,633円 | 14.63% | |
5倍 | 720円 | 19,706円 | 18.29% | |
6倍 | 480円 | 16,422円 | 21.95% | |
7倍 | 309円 | 14,076円 | 25.60% | |
8倍 | 180円 | 12,316円 | 29.26% | |
9倍 | 80円 | 10,948円 | 32.92% | |
10倍 | 0円 | 9,853円 | 36.58% |
価格調整額(年間) = 3,604円。取引数量 = 0.1。ポンド円レート = 136.83円。
おすすめレバレッジは2.5〜3倍です!
理由は、過去5年の最高最安値の変動幅が2,108円のためです。
イギリス100は価格調整額狙いに向いているため、長期でポジションを保有する必要があります。
そのため、2,108円の変動があってもロスカットされないレバレッジを選ぶと比較的安全です。
ただし、2,108円の下落が必ず起きるわけではなく、リーマンショック前後での下落幅も約1,800円でした。
そこで、まずはレバレッジ3倍程度で運用を始めて、有事の際には追加資金を口座に入れる運用をオススメします。
続いて、FTSE100のはじめ方をご紹介します。
FTSE100 のはじめ方
まずは口座開設をしましょう。
口座開設が完了したら、トレードを開始できます。
今回はスマホアプリでのトレード画面画像を使って解説します。
スマホアプリは非常に使いやすいので、是非ダウンロードしてください^ ^
STEP1:銘柄検索・選択
・[メニュー] → [銘柄検索] を選択
・トレードしたい銘柄を検索し、タップします
STEP2:トレード画面選択
・[トレード] を選択します
*[スピード注文] でもOKですが、今回は[トレード]で説明します。
・[銘柄情報] 画面に移ります。
*現時点での [必要証拠金] や、次回の [価格調整額] が確認できます。
*価格調整額は3ヶ月に1回付与されます。表記はその金額です。
STEP3:売買方向選択・注文画面
・取引画面に移ります(画像は [買い] の場合)
*今回は、その場で注文想定のため [成行] のままでOKです。
*スリップページ欄は [空白] のままでOKです。
スリップページ
価格が変動し、指定したスリップ(pips)以上に達した場合には売買が成立しない。
STEP4:取引数量入力
・[取引数量] をタップ
・取引数量を入力し、[ENTER] をタップ
STEP5:注文内容確認・注文完了
・[取引画面] に戻るので、[確認] をタップ
・注文内容を確認し、問題なければ [注文] をタップ
・注文完了!
このように簡単に注文ができます。
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続いて、株価指数CFDの概要・メリット・デメリットを解説します。
株価指数CFDとは
株価指数CFDとは、株価指数先物を原資産とする金融商品です。
CFDとは?
通常の株式取引のように現物の受け渡しではなく、売買の差額によって利益を得る取引。差金決済取引とも呼ばれ、FXもCFDの一種となります。
CFDは、Contract For Differenceの略。
株価指数とは?
日経平均(日本)やNYダウ(アメリカ)、FTSE100(イギリス)等が代表的。構成銘柄の選定基準は様々だが、基本的にその国を代表する企業の銘柄が並ぶ。
つまり、その株価指数に投資をすることで、その国全体に投資をするのに近しい。
株価指数は株式ではなく、あくまで株価の指数です。
つまり、株式を購入するわけではなく、株価指数に連動した商品を売買します。
売買で生まれた為替差益や、ポジション保有に応じて付与される価格調整額で利益を狙います。
株価指数CFDのメリット
レバレッジを効かせられる
CFD取引のため、レバレッジを掛けて、小資金で大きな利益を狙えます。
株価指数CFDの最大レバレッジは10倍となります。
ただし、ハイレバレッジはリスクが高いため、注意が必要です。
価格調整額を得られる
価格調整額とは配当金のようなもので、FXでいうスワップポイントが近いイメージです。
ポジションを保有しているだけで、価格調整額が付与されます。
銘柄によって、買い売り方向でのプラスマイナスは異なります。
例)買い方向の場合
・日経225:プラス
・米国30:マイナス
・イギリス100:プラス
・ユーロ50:プラス
買いからも売りからも取引できる
CFD取引のため、状況に応じて、買い・売りどちらの取引も可能です。
そのため、NYダウの暴落時にショート(空売り)で入る。という取引も可能です。
また、*株式CFDであれば、Amazon等の海外個別株式にショートで入ることができます。
海外個別株式は信用取引ができないため、株式CFD以外でショート取引ができません。
*株式CFDとは?
個別株式をCFD取引できる商品。
買い売りどちらも可能で、最大レバレッジは5倍。
銘柄選定を行う必要がない
初心者が個別株式の選定を行うのは至難の技です。
一方、株価指数CFDの場合は、銘柄選定の手間や苦労が省けます。
また、その株価指数を構成する全企業に投資するのと同じなので、リスク分散が図れます。
株価指数CFDのデメリット(リスク)
ロスカットリスク
ハイレバレッジであればあるほど、ハイリスクハイリターンとなります。
株価指数銘柄毎に、適正レバレッジの運用を行いましょう。
適正レバレッジはこちら
ちなみに、GMOクリック証券では、ロスカットラインがポジション毎に設定されます。
このルールによって、全ポジションが強制決済されるわけではないため、損失を最小化できるメリットがあります。
追証リスク
証拠金維持率が100%を下回った時点で追証(追加証拠金)が発生します。
追証が発生すると、期限までに維持率100%以上にするための「入金」や「ポジション整理」を行う必要があります。
期限までに維持率を100%以上にしないと、ロスカットされてしまうので、注意しましょう。
ちなみに、GMOクリック証券は、追証解消期限の猶予期間が翌営業日3:00です。
これは他社比較で見て非常に長い方です。
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FTSE100 まとめ
・FTSE100は、ロンドン証券取引所に上場する時価総額の大きい100社で構成
・FTSE100のメリットは4点。
・「配当金(価格調整額)の高さ」「必要証拠金を低く抑えられる」「右肩上がりで伸び続けている」
・ロスカットリスクには注意が必要
・「日本225」のおすすめレバレッジは2.5〜3倍!
・株価指数CFDのメリットは4点
・「レバレッジ」「価格調整額」「買い売り両方可能」「個別銘柄選定不要」
・株価指数CFDのデメリットは2点
・「ロスカットリスク」「追証リスク」
FTSE100は、価格調整額が高く、配当投資に最適な株価指数です。
コツコツ配当を貯めながら、さらに追加投資をすることで、複利効果も期待できます。
リスクを抑えたレバレッジ(約3倍!)で運用を始めてみてはいかがでしょうか^ ^
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