・GMOクリック証券は有名だけど、評判はどうなのかな?
・特徴やメリット、デメリットが気になるなあ
こういった疑問にお答えしていきます。
ほぼ24時間取引で、買い売りどちらからも可能で、世界中の資産に投資できるCFD。
その中で、CFD店頭取引所として人気の高いGMOクリック証券。
GMOクリック証券が選ばれる理由は何でしょうか?
本記事では、GMOクリック証券を愛用している私が実体験をもとに、その特徴やメリット・デメリット、評判を解説していきます。
それでは、いってみましょう。
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GMOクリック証券の
・評判
・特徴
・メリット、デメリット
・取引のはじめ方
目次
GMOクリック証券の評判
評判の声をいくつか見てみましょう。
店頭CFD、日経平均など×10倍から投資できて、手数料無料(スプレッドがある)で、限月なくて、売り建てもできる。こんな良いものがあったなんて!SBIもカブコムも取引所CFD(×100倍)しか扱いなかったしで知らなかった。
いちばん良さげなGMOクリック証券に申し込み。日経レバETFから乗り換えるわ。 pic.twitter.com/NxxAOnD5sy— クマゴリラ (@382854) June 9, 2019
CFDは店頭CFDがコストが割安そう。GMOクリック証券が評判良さそうなので、口座開設するか。
今やってる計画を進めながら、開設する。
とりあえず、国債の解約、来年のNISAの割り振り、オリックス、JTの買増し→CFD開設。
おいおい、貧乏人が金続くんかい?(笑)#投資— 力を抜こうか (@prog_sec) October 11, 2019
取引手数料無料や、最低取引単位が少なく、証拠金を抑えられる といった価格面の強みへの評判が良いですね。
くりっく365株の上場廃止決定を受けて、GMOクリック証券やDMM証券の店頭CFDへの投資を検討しています。
最大のメリットは、種類が豊富なことですね。原油、金、大豆などの商品はもちろん、米国の個別株も取引出来ます。わりと良い感じです。あとは長期投資に向くかどうか、もうちょい検討です。#cfd— かいまる (@leverage_toushi) May 31, 2019
くりっく365の改悪に伴う、GMOクリック証券への乗り換えニーズが増えています。
くりっく365改悪とは?
2019年5月に 今後 株価指数CFDの無期限保有ができなくなることが発表されました。
この結果、配当非課税運用が難しくなることから、他会社への移行をする投資家が出ることが予想されます。
GMOクリック証券の特徴
GMOクリック証券の特徴は以下のとおりです。
特徴
・豊富な取り扱い銘柄
・3種類の調整額
・独自のロスカットシステム
それぞれ見ていきましょう。
豊富な取り扱い銘柄
CFDの魅力は、世界中のあらゆる資産に一つの口座から投資ができる点です。
GMOクリック証券では、135種類のCFDを取り扱っています。
投資初心者から上級者まで満足できる豊富な品揃えとなります。
▼GMOクリック証券 CFD種別・銘柄例
種別 | 参照原資産 | 銘柄例 |
株価指数CFD | 株価指数先物 | 日本225 米国30 イギリス100 |
ETF (株価指数連動型) |
カナダ株価指数ETF | |
商品 CFD |
商品スポット取引 |
金スポット 銀スポット |
商品先物 | 原油 天然ガス コーン 大豆 |
|
バラエティCFD |
その他指数先物 | 米国VI |
ハイレバレッジ型ETF ETN |
米国30ブル3倍ETF 金ベア3倍ETF |
|
REIT型ETF | グローバル不動産ETF 米国リートETF |
|
株式 CFD |
海外株式 | Amazon Apple アリババ テンセント |
▼日本225 解説記事はコチラ
>> 【高配当】日経225CFD | 配当、証拠金、推奨レバレッジを公開!
▼米国30 解説記事はコチラ
>> NYダウCFDで米国投資 | 証拠金、配当、推奨レバレッジを公開!
3種類の調整額
GMOクリック証券では、CFD取引の際に3種類の調整額が発生します。
調整額は受け取る場合もあれば、支払う場合もあります。
銘柄によっては、FXスワップポイント投資のように、配当狙いの投資も可能です。
3種類の調整額は以下のとおり
・価格調整額
・権利調整額
・金利調整額
それぞれ見ていきましょう。
価格調整額
価格調整額とは?
価格調整額は、原資産が先物のCFDに発生します。
原資産が先物というのは、CFDの価格決定時に先物価格を参照するということです。
対象となる銘柄
株価指数CFD、原油など原資産が先物の銘柄に発生します。
価格調整額が発生する理由
価格調整額は、CFDの原資産である先物の限月を、期近(きぢか)から期先(きさき)に乗り換えることによって、CFDの建玉に発生する評価損益を調整するためのものです。
先物取引・限月・期近・期先 とは?
先物取引とは、決められた期日に、決められた商品を、現時点で決定した価格で売買することを約束する取引です。
そのため、決められた期日以降は取引ができなくなります。
この決められた期日のある月を「限月」と言います。
期日が近い限月のことを期近(きぢか)、期近よりあとに期日が訪れる限月のことを期先(きさき)と言います。
同じ商品でも、受け渡しの期日が異なると、金利や配当などの影響から、期近と期先の価格は一致しないことが一般的です。
出典:公式サイト
CFDに期日はないため、参照する先物が期日をむかえる前に、期近から期先へ変更します。
すると、先物の期近と期先は価格が異なるため、そのままだとCFD価格も変わってしまいます。
そこで、価格調整額を加えることによって、期近から期先への変更に伴う、価格の揺れを抑えるのです。
関連記事
>> 【比較】日経225 CFDと先物の違い | 8つの観点から比較
価格調整額は、CFDポジション(買いか売りか)、期近と期先の価格差によって、変わります。
▼価格調整額のプラスマイナス
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
CFDポジション | |||
買いの場合 | 売りの場合 | ||
先物 価格 |
期近 < 期先 |
マイナス CFD価格が高くなり、 買いポジションに含み益発生。 含み益を帳消しするよう価格調整額はマイナス。 |
プラス CFD価格が高くなり、 売りポジションに含み損発生。 含み損を補うよう価格調整額はプラス。 |
期近 > 期先 |
プラス CFD価格が安くなり、 買いポジションに含み損発生。 含み損を補うよう価格調整額はプラス。 |
マイナス CFD価格が安くなり、 売りポジションに含み益発生。 含み益を帳消しするよう価格調整額はマイナス。 |
ちなみに、価格調整額の発生タイミングは、銘柄によって異なります。
▼価格調整額の発生タイミング
種別 | 銘柄 | 発生月 |
株価指数 CFD |
日本225 | 年4回 (3・6・9・12月) |
米国30 | ||
米国S500 | ||
米国NQ100 | ||
イギリス100 | ||
ドイツ30 | ||
ユーロ50 | ||
上海A50 | 毎月 |
|
インドNIF | ||
香港H | ||
商品 CFD |
原油 | 毎月 |
天然ガス | ||
コーン | 年4回 (2・4・6・11月) |
|
大豆 | 年5回 (2・4・6・10・12月) |
株価指数CFDの中でも、イギリス100(FTSE100) は価格調整額年利の高さから配当狙い投資としても人気が高まっています。
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>> 【おすすめは3倍!】FTSE100配当投資のレバレッジ計算 | 配当生活
権利調整額
権利調整額とは?
権利調整額は、原資産が株式等のCFDに発生します。
原資産が株式等というのは、CFDの価格決定時に株式等の価格を参照するということです。
対象となる銘柄
外国株式、原資産がETFなどの銘柄に発生します。
権利調整額が発生する理由
権利調整額は、CFDの原資産の株式等において配当金・分配金の支払いや、株主になんらかの権利が付与されることになった場合、株主同様にCFD保有者にも権利を付与するためのものです。
また、権利調整額は、CFDを買いで保有している場合は受け取れますが、売りで保有している場合は支払う必要があります。
そのため、売り保有の場合は、権利調整額が評価損益から差し引かれます。
金利調整額
金利調整額とは?
金利調整額は、原資産が株式等のCFDやスポットのCFDに発生します。
原資産が株式等というのは、CFDの価格決定時に株式等の価格を参照するということです。
原資産がスポットというのは、CFDの価格決定時にスポット市場の価格を参照するということです。
対象となる銘柄
金スポット、銀スポット、株式CFD、原資産がETFなどの銘柄に発生します。
金利調整額が発生する理由
金利調整額は、CFDのポジションを作る際の対価に発生する金利相当額です。
CFDのポジションを翌営業日に持ち越した場合(オーバーナイト)に発生します。
*翌日に持ち越さなければ発生しません。
調整額 まとめ
ここまで解説した各調整額の発生する銘柄種別は以下のとおりです。
種別 |
価格 調整額 |
権利 調整額 |
金利 調整額 |
|
株価指数CFD | 株価指数先物 | ● |
× |
× |
ETF (株価指数連動型) |
× |
● |
● | |
商品 CFD |
金スポット 銀スポット |
× |
× |
● |
上記以外 | ● |
× |
× | |
バラエティCFD | ハイレバレッジ型 ETF・ETN REIT型 ETF |
× |
● |
● |
その他指数先物 | ● |
× |
× | |
株式 CFD |
株式 | × |
● |
● |
ロング(買い)で取引をする場合は、金利調整額が発生しない銘柄がオススメです。
金利調整額は、買いの場合には支払う必要があるため。
株価指数先物CFDの中でも、「日本225」「イギリス100」「ユーロ50」は価格調整額年利水準が高いため、オススメです!
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独自のロスカットシステム
ロスカットは証拠金取引における最大のリスクです。
多くの証券会社では、口座全体の証拠金維持率が一定の値を下回った場合に、全てのポジションがロスカットされます。
この場合、以下のデメリットが生じます。
・評価益の出ているポジションまでロスカットされる。
・ロスカット判定時の評価レートとは乖離したレートでロスカットされる。
*取引時間外の銘柄は、取引再開後にロスカットされるため
一方、GMOクリック証券では、ポジションごとにロスカットレートを設定できる、セーフティバルブシステム(S.V.S)という独自のロスカットシステムを採用しています。
イメージは以下のとおりです。
出典:公式サイト
セーフティバルブシステムによって、損失の拡大を最小限に抑えることができます。
投資家にとって価値あるシステムとなります。
ロスカット幅目安
セーフティバルブシステムによって、新規約定時に、ポジション毎にロスカットレートが設定されます。
目安として、GMOクリック証券のロスカット幅は約定単価の約5%ほどです。
例)日本225(日経225)の場合
・約定単価:21,904円
・ロスカット幅:1,082円
*日々変動するため、最新状況は口座開設後にマイページの[CFD] → [トレード] → [インフォメーション]から確認しましょう。
ただし、自動で設定されるロスカットレートよりも、幅を広げたい場合もあります。
その場合は、任意証拠金を設定することでロスカットまでの幅を広げることができます。
出典:公式サイト
続いて、GMOクリック証券のメリット・デメリットを見ていきましょう。
GMOクリック証券のメリット
メリットは以下のとおり
・取引手数料無料
・必要証拠金が低い
・独自のロスカットシステム
・追証解消期限が長い
・アプリが使いやすい
一つずつ見ていきましょう。
取引手数料無料
GMOクリック証券では、取引手数料は掛かりません!
他業者でいうと、くりっく365は取引手数料が掛かります。
また、サクソバンク証券やIG証券では株式CFDの場合、取引手数料が掛かります。
GMOクリック証券では、銘柄問わずに、取引手数料は掛かりません!
必要証拠金が低い
GMOクリック証券は、最低取引数量が低いこともあり、他証券会社に比べて、必要証拠金を低く抑えられます。
低資金でCFD投資を始められるので、投資初心者には嬉しいですね。
主要の「株価指数CFD」「商品CFD」で比べてみましょう。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
必要証拠金 | GMOクリック 証券 |
DMM 証券 |
サクソバンク 証券 |
IG証券 | くりっく365 |
日経225 | 21,816円 | 21,816円 | 2,198円 | 51,680円 | |
NYダウ | 29,315円 | 29,315円 | 292,876円 | 56,490円 | |
S&P500 | 32,535円 | 32,535円 | 円 | – |
|
ナスダック100 | 85,603円 | 85,603円 | 85,244円 | – |
|
FTSE100 | 9,909円 | – | 98,843円 | 26,000円 | |
ドイツDAX | 14,820円 | – | 147,968円 | 29,750円 | |
金 | 8,124円 | 8,124円 | 8,123円 | – |
|
原油 | 3,182円 | 3,182円 | 円 | – |
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独自のロスカットシステム
セーフティバルブシステム(S.V.S)という独自のロスカットシステムにより、損失拡大を最小化できます。
詳細は、コチラでご紹介したとおりです。
追証解消期限が長い
CFD取引では、追証という制度があります。
追証とは?
追証とは、相場変動による評価損失拡大で、証拠金維持率100%を下回った場合に、必要証拠金の不足分を入金する制度です。
期限までに追証を解消しないと、ロスカットされるので注意しましょう。
この追証解消までの時間が最も長いのがGMOクリック証券です。
追証解消期限の他社比較は以下のとおりです。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
GMOクリック 証券 |
DMM 証券 |
サクソバンク 証券 |
IG 証券 |
くりっく 365 |
|
追証解消 期限 |
3:00 (翌営業日) |
22:59 | なし | 12:00 |
17:30 |
追証解消期限までの猶予期間で見ると、
GMO > DMM > くりっく365 > IG証券 となります。
サクソバンクは追証は発生しません。維持率100%を下回った時点でロスカットされます。
また、GMOクリック証券は以下のように口座毎に追証が発生します。
・株価指数CFD取引口座
・商品CFD取引口座
・株式CFD取引口座
・バラエティCFD取引口座
アプリが使いやすい
GMOクリック証券では、CFD取引に特化したアプリがあります。
GMOは充実したトレードツールに定評があります。
CFD取引アプリも非常に使い勝手がいいので、是非ダウンロードしましょう。
GMOクリック証券のデメリット
デメリットは以下のとおり
・(取引所CFDに比べると)レバレッジが低い
(取引所CFDに比べると)レバレッジが低い
取引所CFDである、くりっく365 に比べると、最大レバレッジは低いです。
日経225CFDでの最大レバレッジを比較してみましょう。
・GMOクリック証券:10倍
・くりっく365:約40倍(2019/10時点)
ただし、くりっく365は最低取引量が100(GMOは10)のため、レバレッジは高くても、証拠金は高くなります。
また、くりっく365が取り扱っているのは、株価指数CFD4つのみとなります。
続いて、CFD取引の始め方を見てみましょう。
CFD取引のはじめ方
まずは口座開設をしましょう。
口座開設が完了したら、トレードを開始できます。
今回はスマホアプリでのトレード画面画像を使って解説します。
スマホアプリは非常に使いやすいので、是非ダウンロードしてください^ ^
STEP1:銘柄検索・選択
・[メニュー] → [銘柄検索] を選択
・トレードしたい銘柄を検索し、タップします
STEP2:トレード画面選択
・[トレード] を選択します
*[スピード注文] でもOKですが、今回は[トレード]で説明します。
・[銘柄情報] 画面に移ります。
*現時点での [必要証拠金] や、次回の [価格調整額] が確認できます。
*価格調整額は3ヶ月に1回付与されます。表記はその金額です。
STEP3:売買方向選択・注文画面
・取引画面に移ります(画像は [買い] の場合)
*今回は、その場で注文想定のため [成行] のままでOKです。
*スリップページ欄は [空白] のままでOKです。
スリップページ
価格が変動し、指定したスリップ(pips)以上に達した場合には売買が成立しない。
STEP4:取引数量入力
・[取引数量] をタップ
・取引数量を入力し、[ENTER] をタップ
STEP5:注文内容確認・注文完了
・[取引画面] に戻るので、[確認] をタップ
・注文内容を確認し、問題なければ [注文] をタップ
・注文完了!
このように簡単に注文ができます。
GMOクリック証券のまとめ
・GMOクリック証券の特徴は3つ。
・「豊富な取り扱い銘柄」「3種類の調整額」「独自のロスカットシステム」
・135種類のCFDに投資ができる。
・価格調整額、権利調整額、金利調整額が銘柄によって発生する。
・ポジションごとにロスカットレートが設定されるため、損失拡大を最小化できる。
・GMOクリック証券のメリットは5つ。
・「取引手数料無料」「必要証拠金が低い」「独自のロスカットシステム」
・「追証解消期限が長い」「アプリが使いやすい」
・GMOクリック証券のデメリットは1つ。
・「(取引所CFDに比べると)レバレッジが低い」
コストが安く、低資金で運用を始められ、豊富な種類のCFDに投資ができる。
GMOクリック証券は自信を持ってオススメできます。
CFD投資を行う上で持っていて損はしないので、まだの方はこの機会に始めてみてはいかがでしょうか^ ^
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