・ループイフダン興味あるけど、失敗したくないなあ
・どうすれば失敗しない運用ができるんだろう
こういった疑問にお答えしていきます。
自動売買FXとして人気の高いループイフダン。
相場に張り付く必要がなく、自動的に売買を繰り返してくれるため、日中本業のある会社員でも利用者が増えています。
一方で、中にはロスカットになり、損失を出してしまう人がいるのも事実です。
ただし、ポイントを抑えれば、ロスカットリスクを軽減し、失敗しない運用が可能です。
私は1年前にループイフダンを開始して、豪ドル円・カナダドル円の2通貨を運用しています。
比較的安全な運用を行っており、実績は以下のとおりです。
▼ループイフダン 確定利益 推移
・運用開始から10ヶ月
・累計確定損益:+115,081円
・評価損益:▲16,813円
・投資元本に対する累計利回り:23.0%
*年利換算:30.7%
・運用中通貨ペア:カナダドル円(B20)、豪ドル円(B40)
(2019/12/31時点)
本記事では、ループイフダンで失敗しないための通貨ペア選定・設定方法について解説していきます。
それでは、いってみましょう。
- ループイフダンの効果的な通貨選定
- ループイフダンの効果的な設定方法
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▼ループイフダンって何?って方はこちらの記事をご覧下さい。
目次
ランキングには要注意!
通貨ペア選定・設定の仕方が適当だと、ロスカットリスクは高まります。
多いのが、ランキングの高さだけで、通貨ペア・設定を選定するケースです。
こちらは、過去に収益が出た通貨ペア・設定に過ぎ、今後も同じ利益が出る保証はありません。
人ってランキングに弱いですからね・・・
あなた自身がその通貨ペア・設定をした背景を理解していないと、ただの博打になってしまいます。
そこで、ロスカットリスクを軽減するための、効果的な通貨ペア選定、設定を見ていきましょう。
効果的な通貨ペア選定
通貨ペア選定において、大事な観点は6つあります。
通貨ペア選定ポイント
- レンジ相場を形成(優先度:高)
- 高低差が小さい(優先度:中)
- 値動きが大きい(優先度:高)
- レートが低い(優先度:中)
- スワップポイント(優先度:低)
- スプレッド(優先度:低)
レンジ相場を形成しているか
ループイフダンは、現在価格から相場が上昇しても、下落しても新規注文を行い、指定した値幅の変動があった場合に勝手に決済をしてくれます。
・相場が上昇した場合
(出典:公式サイト)
・相場が下落した場合
(出典:公式サイト)
そのため、「トレンド相場」ではなく、「レンジ相場」の通貨ペアを選びましょう。
・レンジ相場:相場が一定の範囲内で上昇下降を繰り返してる相場
・トレンド相場:相場が上昇or下降どちらか一方向に動いている相場
ループイフダンの取り扱っている通貨ペア(クロス円)で言うと、
レンジ相場
・ドル円
・ユーロ円
・豪ドル円
・NZドル円
・カナダドル円
・英ポンド円
トレンド相場
・トルコリラ円
・南アフリカランド円
・メキシコペソ円
・スイスフラン円
となります。
高低差が小さい通貨ペアか
高低差とは、ある期間における高値と安値の差のことです。
高低差が大きいと、
・カバーする範囲が広がり、注文数が増えるため、必要資金が増えます。
・予想と逆方向に相場が大きく動いた場合に、含み損が大きく膨らみます。
そのため、狭い範囲で上下する通貨ペアが理想です。
レンジ相場通貨のみに絞った形の、レート変動幅は以下のとおりです。
▼レート変動幅
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
周期 | 10年 | 5年 | 3年 | 1年 |
米ドル/円 | 50.3円 | 26.3円 | 18.6円 | 10.1円 |
ユーロ/円 | 55.7円 | 40.5円 | 25.5円 | 16.6円 |
ポンド/円 | 79.1円 | 71.1円 | 31.8円 | 23.2円 |
豪ドル/円 | 35.5円 | 32.9円 | 20.4円 | 14.0円 |
NZドル/円 | 39.3円 | 27.8円 | 17.6円 | 12.6円 |
カナダドル/円 | 34.4円 | 31.8円 | 16.9円 | 12.0円 |
(公式サイトデータ)から作成
過去10年で見ると、「豪ドル」「NZドル」「カナダドル」が低い傾向にあるのが分かります。
値動きの大きい通貨ペアか
ループイフダンは、現在価格から相場が上昇しても、下落しても新規注文を行います。
指定した値幅の変動があった場合に勝手に決済をしてくれ、細かい利益を積み重ねていくため、値動きの激しい通貨ペアが理想です。
値動きの大きさを測る上で分かりやすいのが、総推移(延べ値動き)です。
・総推移(延べ値動き):各期間内における、4時間足の高低差を合計した数値
総推移の大きい通貨ペアがループイフダンには適していると言えます。
各通貨ペアの「高低差」「総推移」をまとめたのがこちらです(過去5年分)
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
通貨ペア | 高低差 | 総推移 | 1円あたり総推移 |
米ドル/円 | 27.10円 | 511.44円 | 18.87円 |
ユーロ/円 | 40.37円 | 644.59円 | 15.97円 |
豪ドル/円 | 30.54円 | 532.43円 | 17.43円 |
NZドル/円 | 25.03円 | 509.65円 | 20.36円 |
カナダドル/円 | 31.70円 | 519.43円 | 16.39円 |
英ポンド/円 | 71.17円 | 939.43円 | 13.20円 |
トルコリラ/円 | 38.58円 | 311.31円 | 8.07円 |
南アフリカランド/円 | 4.48円 | 68.56円 | 15.30円 |
※2014〜2018年分。マネースクエア社がユーザー向けに提供しているデータを基に作成。
英ポンド/円は、総推移が非常に高いですが、高低差も高いため、運用資金が極めて多くない限りは自動売買には不向きと言えます。
高低差が低く、総推移が高い通貨ペアを選定する上で、1円あたり総推移を参考にしましょう。
・1円あたり総推移=総推移÷高低差
レートが低い通貨ペアか
レートが低い通貨ペアほど、証拠金が安く済むため、当初の資金を抑えられます。
また、同一資金であれば、証拠金が安い通貨ペアの方が、仕掛ける本数を増やせるため、収益性の期待が高まります。
例として、
・売買システムは「B10」
・損切り設定は「なし」
・取引数量は「1(1,000通貨単位)」
・最大ポジション数は「30本」
とした場合の「米ドル」「豪ドル」必要目安資金を見てみましょう。
・米ドル円:173,700円(現在レート:106.2円)
・豪ドル円:132,600円(現在レート:72.0円)
※比較日:2019年9月4日
となります。
レートが約34円ほど安い豪ドル円の方が、必要資金が安くなることが分かりますね。
スワップポイント
スワップポイントとは、2国間の金利の差額のことです。
「買い」か「売り」かで、スワップポイントは「プラス」か「マイナス」になります。
トラリピ はインカムゲイン(スワップポイント)ではなく、キャピタルゲイン(為替差益)を狙う手法のため、スワップポイントを過度に気にする必要はありません。
ただ、勿論マイナススワップは少ないに越したことはないので、
・現状のトレンド的にマイナススワップを抱えやすい通貨ペアでないか。
・マイナススワップ金額が大きくないか。
は考慮しましょう。
通貨ペア/スワップポイント一覧(1万通貨あたり)
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
通貨ペア | 売・スワップ金額 | 買・スワップ金額 |
米ドル/円 | -72円 | 65円 |
ユーロ/円 | 10円 | -16円 |
ユーロ/米ドル | 82円 | -92円 |
豪ドル/円 | -38円 | 26円 |
豪ドル/米ドル | 16円 | -27円 |
NZドル/円 | -38円 | 22円 |
NZドル/米ドル | 14円 | -24円 |
カナダドル/円 | -54円 | 45円 |
英ポンド/円 | -42円 | 35円 |
トルコリラ/円 | -82円 | 65円 |
南アフリカランド/円 | -24円 | 16円 |
メキシコペソ円 | -31円 | 16円 |
(参照元:公式サイト)※2019/11/6時点
スプレッド
スプレッドとは、通貨を売る時の値段と、通貨を買う時の値段の差のことです。
スプレッドが狭いほど、利益が大きくなります。
通貨ペアによって、スプレッドは異なります。
通貨ペア/スプレッド一覧(単位:pips(=0.01円))
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
通貨ペア | スプレッド |
米ドル/円 | 2.0pips |
ユーロ/円 | 3.0pips |
ユーロ/米ドル | 2.0pips |
豪ドル/円 | 4.0pips |
豪ドル/米ドル | 4.0pips |
NZドル/円 | 6.0pips |
NZドル/米ドル | 6.0pips |
カナダドル/円 | 5.0pips |
英ポンド/円 | 5.0pips |
トルコリラ/円 | -7.0pips |
南アフリカランド/円 | 7.0pips |
※2019年1月時点
ここまで、通貨ペア選定のポイントを解説してきました。
レンジ相場を形成している
高低差(高値と安値の差)が小さい
総推移が大きい
レートが低い
マイナススワップ、スプレッドを参考値として考慮
通貨ペアを選定した後は、運用設定をしていきましょう。
効果的な設定方法
「買い(B)」か「売り(S)」を選択
相場を正確に予想することは不可能です。
いついつに●●円になる。という具合ですね。
ただし、レンジ相場の通貨ペアであれば、過去から今までのトレンドを分析することで、現在のレートが「高いのか」「安いのか」を知ることができます。
こちらを踏まえて「買い(B)」か「売り(S)」を決めましょう。
私の運用中の「豪ドル円」「カナダドル円」で見てみましょう。
▼豪ドルチャート(過去10年)
運用を開始した2019/2/11時点のレートは約78円でした。
過去5年・10年で見ても、現在レートは「安い」ので「買い(B)」を選択しました。
▼カナダドルチャート(過去10年)
運用を開始した2019/2/26時点のレートは約84円でした。
過去5年・10年で見ても、現在レートは「安い」ので「買い(B)」を選択しました。
値幅を選択
値幅が小さいほど最大ポジション数も増えるため、獲得利益は大きくなります。
ただし、必要資金も多く必要になります。
ループイフダン最大のリスクは、ロスカットになることです。
ロスカットを回避するためには、
①. 現在レートから、想定とは逆方向の値動きをどの程度想定するのか?
②. ①で定めた値動きが起きた場合、ロスカットされないための目安必要資金はいくらか?
上記を定める必要があります。
ここで役立つデータが「レート変動幅確認表」「目安資金表」です。
▼レート変動幅確認表
(出典:公式サイト)
▼目安資金表
(出典:公式サイト)
「レート変動幅確認表」では、過去からの周期毎のレート変動幅と高値・安値が分かります。
こちらを参考に、「想定レート変動額」を定めましょう。
・「買い(B)」であれば、安値と現在レートの差分
・「売り(S)」であれば、高値と現在レートの差分
を見ればOKです。
続いて、想定レート変動額を踏まえて、「目安資金管理表」を見ましょう。
「想定変動額」と「設定値幅」毎の「目安必要資金」が分かります。
目安必要資金=損失合計額+取引証拠金合計額
私の運用中の「豪ドル円」「カナダドル円」で見てみましょう。
基本的に過去10年のレンジ幅を参考にした設定にしています。
▼豪ドル円(B40)
過去10年で見た最安値になってもロスカットされない資金を調べます。
・過去10年最安値:70.494円
・運用開始時レート:約78円
・差分:約8円
差分は約8円のため、余裕を持って10円の値動きがあった場合に必要な目安資金を調べます。
目安必要資金:228,800円 ということが分かりました。
▼カナダドル円(B20)
過去10年で見た最安値になってもロスカットされない資金を調べます。
・過去10年最安値:72.145円
・運用開始時レート:約84円
・差分:約12円
差分は約12円のため、10円、15円の値動きがあった場合に必要な目安資金を調べます。
10円:目安必要資金:443,700円
15円:目安必要資金:851,200円
ということが分かりました。
約12円の値動きなので、約65〜70万円ほどをイメージしておきます。
このように設定を丁寧に行うことで「ロスカット水準(おおよそ)」「必要目安資金」が分かるので、リスク管理がしやすくなります。設定は丁寧に行うのがループイフダンの鉄則です!
ちなみに、私の現状口座元本は50万ですが、有事の際には入金できる余剰資金があります。
状況を見て、追加投資(30〜40万)、または運用停止を検討していく予定です(^ ^)
損切り「あり」「なし」を選択
相場が想定と逆の方向に進んだ場合、損切り「あり」「なし」によって取引内容が変わります。
損切り「あり」の場合
最大ポジション数を超えるポジションが発生した場合、現在価格より一番遠いポジションを損切りして、新たに注文が行われます。
(出典:公式サイト)
損切り「なし」の場合
最大ポジション数に到達すると、新規注文が止まり、損切りせず保有し続けます。
(出典:公式サイト)
私は「ロスカット水準」を踏まえた設定を行っており「リスク管理体制」も整えているため、損きりは「なし」にしています。
取引数量を指定
現在の運用は各通貨ペア取引最小単位の「1」で運用しています。
今後の状況に応じて、追加運用も検討していきます(^ ^)
「最大ポジション数」を指定
基本的に、規定の最大ポジション数にすればOKです。
値幅が狭く、最大ポジション数が少なく、損切りありの場合、
損切りが多発し、利益ではなく損失が膨らむ可能性があります。
ループイフダンはレンジ相場に適したサービスのため、一時的な含み損は抱えて当然ですし、それが後の利益に繋がります。
私ももちろん規定最大ポジション数での運用をしています(^ ^)
【まとめ】ループイフダン 失敗・ロスカット
ランキングの高さだけで、通貨ペア・設定を行うのは危険。
その通貨ペア・設定にした背景を理解する必要がある。
通貨ペア選定のポイントは5つ!
① レンジ相場を形成している
② 高低差(高値と安値の差)が小さい
③ 総推移が大きい
④ レートが低い
⑤ マイナススワップ、スプレッドを参考値として考慮
ループイフダン設定のポイントは5つ!
① 過去の相場をみて、レンジ予想する
② 現在レートから「買い(B)」か「売り(S)」を決める
③ 想定と逆方向の値動きをどこまで許容するか決める
④ ロスカットされないための必要資金を確認
⑤ 損切りありなし、取引数量、最大ポジション数を指定
ループイフダンは日中相場に張り付く必要なく、自動的に売買を繰り返してくれます。
ただし、本記事でご紹介したように、効果的な通貨ペア選定・設定を行わないと、ロスカットリスクも高まり、危険です。
再現性ある通貨ペア選定・設定を行い、失敗しないループイフダンを始めましょう^ ^
\ 設定カンタン。キャッシュバックキャンペーン実施中 /
▼ループイフダンの実績はこちらの記事で公開しています。