【自動売買FX】トラリピとループイフダンを比較 | オススメはどっち？

投資初心者

・トラリピとループイフダンの違いはなんだろう？
・初心者にオススメなのはどっちだろう？

こういった疑問にお答えしていきます。

ぴろりん

どうも。FX、個別株式、投資信託、ロボアド、仮想通貨等で、約1,000万運用している、ぴろりんです。

自動売買FXの代表格である「トラリピ」「ループイフダン」。

それぞれのサービスの違いはどこにあるのでしょうか？

本記事では、トラリピ・ループイフダンをともに愛用している私が、それぞれの違い、それぞれオススな人を解説していきます。

それでは、いってみましょう。

本記事でわかること

トラリピ・ループイフダンの違い
トラリピ・ループイフダンオススメな人

トラリピ・ループイフダン違い

今回以下の観点から比較を行っていきます。

手数料
スプレッド
スワップポイント
通貨ペア種類
設定
運用の手間

一つずつ見ていきましょう。

手数料

取引手数料とスプレッドを比較してみましょう。

取引手数料

トラリピ：無料
ループイフダン：無料

取引手数料はトラリピ・ループイフダンともに無料です。

＊トラリピは、2018年9月から取引手数料が無料になり、ループイフダンと比較しても、引け目を取らなくなりました。

スプレッド

通貨ペア	トラリピ	ループイフダン
米ドル/円	2.5	2
ユーロ/円	2.5	3
英ポンド/円	4	5
豪ドル/円	3.5	4
NZドル/円	3.5	6
カナダドル/円	3.5	5
スイスフラン/円	–	4
トルコリラ/円	4.5	7
南アランド/円	1.5	7
メキシコペソ/円	０.9	7
ユーロ/米ドル	2.5	2
豪ドル/米ドル	2.5	4
NZドル/米ドル	2.5	6
豪ドル/NZドル	–	6

※ループイフダンは、公式サイト公表数値より抜粋（2019/12/25時点）
※トラリピは、取引画面より目視で確認（2019/12/25時点）

共通の通貨ペアで比較すると、スプレッドが狭い通貨ペア数は以下のとおり。

トラリピ：8
ループイフダン：3

ぴろりん

スプレッドは全体的にトラリピの方が狭い傾向です。

スワップポイント

通貨ペア/スワップポイント一覧（1万通貨あたり）

↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓

通貨ペア	トラリピ		ループイフダン
通貨ペア	売りスワップ	買いスワップ	売りスワップ	買いスワップ
米ドル/円	-64円	4円	-72円	65円
ユーロ/円	1円	-51円	10円	-16円
ユーロ/米ドル	31円	-67円	82円	-92円
豪ドル/円	-54円	2円	-38円	26円
豪ドル/米ドル	15円	-48円	16円	-27円
NZドル/円	-52円	2円	-38円	22円
NZドル/米ドル	14円	-47円	14円	-24円
カナダドル/円	-44円	10円	-54円	45円
英ポンド/円	-28円	28円	-42円	35円
トルコリラ/円	-73円	13円	-82円	65円
南アフリカランド/円	-19円	4円	-24円	16円
メキシコペソ円	-10円	10円	-31円	16円

出典：トラリピ公式サイトループイフダン公式サイト＊2019年11月6日時点

買いスワップでは、ループイフダンが圧倒的に高いです。

売りスワップでは、トラリピが高いです。

ぴろりん

買いスワップではループイフダンがトラリピを大きく突き放して高い数値となります。

通貨ペア種類

取り扱い通貨ペアは以下のとおりです。

トラリピ：13種類
ループイフダン：20種類

▼取り扱い通貨ペア

取り扱い	トラリピ	ループイフダン
米ドル/円	●	●
ユーロ/円	●	●
英ポンド/円	●	●
豪ドル/円	●	●
NZドル/円	●	●
カナダドル/円	●	●
スイスフラン/円	×	●
トルコリラ/円	●	●
南アランド/円	●	●
メキシコペソ/円	●	●
ユーロ/米ドル	●	●
英ポンド/米ドル	●	●
豪ドル/米ドル	●	●
NZドル/米ドル	●	●
豪ドル/NZドル	×	●
豪ドル/スイスフラン	×	●
ユーロ/豪ドル	×	●
ユーロ/英ポンド	×	●
米ドル/カナダドル	×	●
米ドル/スイスフラン	×	●

ぴろりん

ループイフダンの方が取り扱い通貨数は多いです。

設定

トラリピ・ループイフダンともに、自動的に売買を繰り返してくれる仕組みは変わりません。

ただし、設定の仕方について、大きな違いがあります。

それぞれの特徴を一言でいうと、以下のとおりです。

トラリピ：設定の自由度が高い
ループイフダン：設定が超カンタン

具体的にみていきましょう。

【トラリピ】設定の自由度が高い

トラリピ設定で自由に設定できるのは以下の項目です。

仕掛けるレンジ幅
レンジ内に仕掛ける本数
1本あたり通貨数
1回のリピートで狙う利益
ストップロス設定
決済トレールの有無

ループイフダンと比較してみましょう。

▼設定項目比較

項目	トラリピ	ループイフダン
仕掛けるレンジ幅	●	×
レンジ内に仕掛ける本数	●	● （選択式）
1本あたり通貨数	●	●
1回のリピートで狙う利益	●	● （選択式）
ストップロス設定	●	● （損切りの有無）
決済トレール有無	●	×

大きな違いは、以下の2点です。

仕掛けるレンジ幅
決済トレール有無

仕掛けるレンジ幅

ループイフダンは現在価格起点で「買い」or「売り」方向に自動売買を行います。

トラリピの場合は、自分で設定したレンジ内での自動売買を仕掛けられます。

そのため、トラリピでは「ハーフアンドハーフ」という、レンジの上半分には売りを仕掛けて、レンジの下半分には買いを仕掛けることが可能です。

決済トレールとは？

相場がどちらか一方向に伸び続けるトレンド相場となった場合に、当初設定の決済価格で約定せずに、トレンドを追いかけ、利益の最大化を図る機能です。

分かりやすく言い換えると、「決済されたのは嬉しいけど、あそこで決済しなかったらもっと儲かったのにな・・」の声に答える機能のことです。

こちらは他の自動売買にはないトラリピ独自の機能となります。

「レンジ内に仕掛ける本数」「1回のリピートで狙う利益」はループイフダンでは、用意された中からの選択方式となります。

トラリピの場合は、自分の望む本数・利益幅を設定できます。

投資初心者

自由度は高そうだけど、難しくないのかな・・・

ぴろりん

トラリピは運用設定を手助けする無料ツールがあるので安心です。

運用試算表

運用試算表を活用することで、「証拠金必要額」や「ロスカット水準」を確認できます。

はじめて利用する方も、安心して運用を始めることが可能です。

▼トラリピの効果的な設定内容は以下の記事で解説しています。
>> 【決定版】トラリピ最強設定とおすすめ通貨ペア | 再現性ある設定方法

【ループイフダン】設定が超カンタン

ループイフダンの設定は超カンタンです。

以下の項目を選択・指定するだけで発注が完了します。

「通貨ペア」選択
「買い売り」選択
「値幅」選択
「損切りありなし」指定
「取引数量」指定
「最大ポジション数」指定

項目数だけ見ると多いと感じるかもしれないので、実際の取引画面を見てみましょう。

▼ループイフダン発注画面（スマホ）

上記のとおり、発注自体は1分もあれば完了する手軽さです。

▼ループイフダンの効果的な設定内容は以下の記事で解説しています。
>> 【決定版】ループイフダン最強設定とおすすめ通貨ペア | 再現性ある設定方法

運用の手間

運用中の手間でいうと、トラリピの方が楽になります。

理由を解説していきます。

ループイフダンはトラリピのハーフアンドハーフのような設定ができません。

ループイフダンは現在価格から選択した「買い」「売り」いずれかの方向に自動売買を繰り返します。

つまり、仮に相場のトレンドが選択した方向（買い or 売り）と逆に動いた場合、含み損が膨らみます。

そこで、自ら現在稼働しているループイフダンを取り消すか、逆方向の取引注文を行う必要があります。

一方、トラリピのハーフアンドハーフであれば、指定したレンジ内で「買い」「売り」を同時に仕掛けられます。

そのため、運用中の手間でいうと、トラリピの方が楽となります。

ぴろりん

設定の手間が多い分、運用の手間が楽ということになるね。

トラリピ・ループイフダンおすすめな人

トラリピがおすすめな人

設定を自分なりにアレンジしたい
運用の手間を省きたい
幅広いレンジをカバーしたい

ループイフダンがおすすめな人

設定の手間を省いて、気軽に始めたい
買いスワップの高さを重視したい
幅広い通貨ペアから選びたい

ぴろりん

ともに初心者向けではあるけど、設定の簡単さからループイフダンの方が気軽に始められます。

トラリピ・ループイフダン設定のポイント

トラリピ・ループイフダンを行う上で、重要になるのが「通貨ペア選定」と「設定の仕方」です。

それぞれのポイントを見ていきましょう。

通貨ペア選定のポイント

レンジ相場を形成している
高低差(高値と安値の差)が小さい
総推移が大きい
レートが低い
マイナススワップ、スプレッドを参考値として考慮

設定の仕方のポイント

過去の相場をみて、レンジ予想する
ハーフアンドハーフで設定する
運用予定額、仕掛け本数からトラップ値幅が決まる
マイナススワップ方向の利益幅を下げることで損失を防げる
決済トレールは「あり」にして、利益の極大化を狙う
ロスカット水準を把握し、ストップロスは「なし」に設定する

▼トラリピ設定の詳細は以下の記事をご覧下さい。

>> 【決定版】トラリピ最強設定とおすすめ通貨ペア | 再現性ある設定方法

▼ループイフダン設定の詳細は以下の記事をご覧下さい。

>> 【決定版】ループイフダン最強設定とおすすめ通貨ペア | 再現性ある設定方法

続いて、こちらの設定ポイントを抑えて運用している私のトラリピ・ループイフダン実績を公開します。

トラリピ実績

全体実績

↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓

2019年	単月損益	累計損益	累計利回り	評価損益	時価残高	元本
3月	7,120円	7,120円	0.6%	–	–	1,250,000円
4月	14,380円	21,500円	1.7%	–	–	1,250,000円
5月	0円	21,500円	1.7％	–	–	1,250,000円
6月	12,286円	33,786円	2.7％	–	–	1,250,000円
7月	11,827円	45,613円	3.6％	–	–	1,250,000円
8月	17,179円	62,792円	5.0％	–	–	1,250,000円
9月	23,416円	86,208円	6.9％	▲147,736円	1,188,472円	1,250,000円
10月	39,724円	125,932円	10.1%	▲95,974円	1,279,958円	1,250,000円
11月	6,736円	132,668円	10.6%	▲110,771円	1,271,897円	1,250,000円
12月	19,553円	152,221円	12.2%	▲39,803円	1,362,418円	1,250,000円

・運用開始から10ヶ月
・累計確定利益：＋152,221円
・投資元本に対する累計利回り：12.2％
　＊年利換算：18.3％
・運用中通貨ペア：カナダドル円、豪ドル円
（2019/12/31時点）

通貨ペア別実績

2019年	単月損益	カナダドル円	豪ドル円	運用
3月	7,120円	7,120円	0円	1ヶ月目
4月	14,380円	10,780円	3,600円	2ヶ月目
5月	0円	0円	0円	3ヶ月目
6月	12,286円	11,289円	997円	4ヶ月目
7月	11,827円	6,457円	5,370円	5ヶ月目
8月	17,179円	11,419円	5,760円	6ヶ月目
9月	23,416円	15,946円	7,470円	7ヶ月目
10月	39,724円	28,398円	11,326円	8ヶ月目
11月	6,736円	3,399円	3,337円	9ヶ月目
12月	19,553円	10,762円	8,791円	10ヶ月目

ループイフダン実績

全体

↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓

2019年	単月損益	累計損益	累計利回り	評価損益	時価残高	元本
2月	4,221円	4,221円	1.4%	▲1,107円	303,114円	300,000円
3月	10,632円	14,853円	3.0%	▲11,386円	503,467円	500,000円
4月	8,292円	23,145円	4.6%	▲12,625円	510,520円	500,000円
5月	9,919円	33,064円	6.6%	▲98,707円	434,357円	500,000円
6月	9,622円	42,686円	8.5%	▲44,404円	498,282円	500,000円
7月	6,001円	48,687円	9.7%	▲56,205円	492,482円	500,000円
8月	20,366円	69,053円	13.8%	▲166,314円	402,739円	500,000円
9月	12,463円	81,516円	16.3%	▲87,973円	493,543円	500,000円
10月	15,722円	97,238円	19.4%	▲49,907円	547,331円	500,000円
11月	6,277円	103,515円	20.7%	▲56,379円	547,136円	500,000円
12月	11,566円	115,081円	23.0%	▲16,813円	598,268円	500,000円

・運用開始から10ヶ月
・累計確定損益：＋115,081円
・評価損益：▲16,813円
・投資元本に対する累計利回り：23.0％
　＊年利換算：30.7%
・運用中通貨ペア：カナダドル円(B20)、豪ドル円(B40)
（2019/12/31時点）

通貨ペア別

2019年	単月損益	カナダドル円	豪ドル円	運用
2月	4,221円	1,097円	3,124円	0ヶ月目
3月	10,632円	6,522円	4,110円	1ヶ月目
4月	8,292円	4,804円	3,488円	2ヶ月目
5月	9,919円	7,473円	2,446円	3ヶ月目
6月	9,622円	7,496円	2,126円	4ヶ月目
7月	6,001円	3,856円	2,145円	5ヶ月目
8月	20,366円	12,696円	7,670円	6ヶ月目
9月	12,463円	7,581円	4,882円	7ヶ月目
10月	15,722円	9,081円	6,641円	8ヶ月目
11月	6,277円	3,846円	2,431円	9ヶ月目
12月	11,566円	6,158円	5,408円	10ヶ月目

よくある質問

FX初心者でも自動売買FXはできるの？

できます。むしろ、初心者におすすめです。

自動売買FXの特徴は、感情を排除して、自動的に売買を繰り返してくれる点です。

裁量FXで初心者が陥りがちなのが、相場の急変動に冷静さを失い、感情的にトレードを行ってしまう点です。

裁量FXで成果を上げ続けるには長年の経験と勉強が必要です。

自動売買FXであれば、通貨ペアと設定が同じであれば、初心者・経験者で成果の差は生まれません。

ただし、自動売買と言えど、資金管理を慎重に行わないと、大損をする可能性があるので、気を付けましょう。

いくらから始められるの？

最低30万は欲しいところです。

10万程度でも始められますが、カバーできるレンジも狭まります。

また、設定レンジをすぐに外れてしまうため、運用中のメンテナンス（損切り等）も必要になります。

30万程度あれば、運用の手間を抑えた運用が実現できます。

未決済スワップポイントは課税対象か？

トラリピ・ループイフダンともに、未決済ポジションに発生するスワップポイントは課税対象になりません。

自分自身でポジションを決済すると、スワップポイントが実現損益に変わるので、課税対象になります。

FX会社の中には、未決済ポジションスワップポイントが自動的に実現損益に反映され、課税対象になるところもあります。

トラリピ・ループイフダンの場合は、こういったことは起きないので、安心しましょう。

また、トラリピでは、手動で未決済スワップポイントをポジション毎に決済できます。

そのため、年内に保有ポジション内におけるマイナススワップを決済することで、税金を軽減することが可能です。

その年の実現損益次第で、こちらを活用しましょう。

【まとめ】トラリピ・ループイフダン比較

本記事のまとめ

トラリピ・ループイフダンの違い

・取引手数料はトラリピ・ループイフダンともに無料

・スプレッドは全体的にトラリピの方が狭い

・買いスワップでは、ループイフダンが圧倒的に高い

・売りスワップでは、トラリピが高い

・取り扱い通貨ペアは、トラリピ（13種類）、ループイフダン（20種類）

・トラリピは、設定の自由度が高い

・ループイフダンは、設定が超カンタン

・ハーフアンドハーフ設定のできるトラリピの方が、運用の手間が掛からない

トラリピがおすすめな人

・設定を自分なりにアレンジしたい

・運用の手間を省きたい

・幅広いレンジをカバーしたい

ループイフダンがおすすめな人

・設定の手間を省いて、気軽に始めたい

・買いスワップの高さを重視したい

・幅広い通貨ペアから選びたい

トラリピ・ループイフダンともに日中相場に張り付く必要なく、自動的に売買を繰り返してくれます。

そのため、日中本業のある会社員にも人気の高いFXとなります。

また、効果的な通貨ペア選定・設定次第では、初心者・経験者での成果の差も出にくいです。

トラリピ・もしくはループイフダンでコツコツ利益の積み上がるFXを始めてみてはいかがでしょうか？

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