日経225に投資したいんだけど
・CFDと先物どっちがいいのかな?
・そもそも、CFDと先物の違いってなんなのかな?
こういった疑問にお答えしていきます。
日本の代表的な株価指数である「日経225(日経平均株価)」
日経225に投資する手段は「CFD取引」か「先物取引」です。
本記事では、「日経225CFD」と「日経225先物」の違いとどちらがオススメなのかを解説していきます。
それでは、いってみましょう。
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・日経225CFDと先物の違い
・日経225投資の魅力、デメリット
・それぞれおすすめな人の特徴
目次
【違い】日経225 CFD・先物
まずは、日経225CFD と 日経225先物の違いを見てみましょう。
*日経225先物は、ラージとミニの2種類があります。
▼日経225 CFD・先物 比較表(2019/10/15時点)
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
項目 | 日経225 CFD | 日経225 先物 (ミニ) |
日経225 先物 (ラージ) |
必要 証拠金 |
約22,000円 | 約69,000円 | 約690,000円 |
取引単位 | 10 | 100 | 1,000 |
最大 レバレッジ |
10倍 | 33倍 | 33倍 |
配当金 | あり (価格調整額) |
なし | なし |
手数料 | 27円 (スプレッド) |
34円 (税込37円) (取引手数料) |
200円 (税込220円) (取引手数料) |
限月 (決済期限) |
なし | あり | あり |
呼値 (値幅) |
1円 | 5円 | 10円 |
取引時間 | 平日8:30〜翌7:00 (米国夏時間は翌6:00まで) 祝日も可能 |
平日8:45〜15:15 平日16:30〜翌5:30 祝日は不可 |
平日8:45〜15:15 平日16:30〜翌5:30 祝日は不可 |
それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
日経225CFD
メリット
・配当金(価格調整額)を狙える
・必要証拠金が安い
・祝日も取引可能
デメリット
・先物に比べると狙える利益が小さい
日経225先物
メリット
・大きな利益を狙える
デメリット
・限月(決済期限)が存在する
・必要証拠金が高い
・祝日の取引ができない
それでは、比較項目ごとに詳しく見ていきましょう。
必要証拠金・取引単位・最大レバレッジ
項目 | 日経225 CFD | 日経225 先物 (ミニ) |
日経225 先物 (ラージ) |
必要 証拠金 |
約22,000円 | 約69,000円 | 約690,000円 |
取引単位 | 10 | 100 | 1,000 |
最大 レバレッジ |
10倍 | 33倍 | 33倍 |
必要証拠金が最も大きな違いです。
取引単位、最大レバレッジに違いがあるため、必要証拠金が変わってきます。
取引単位・レバレッジが大きいほど、ハイリスクハイリターンとなります。
つまり、先物の方が狙える利益は大きいが、リスクも高まります。
一方、CFDの方が狙える利益は小さくなるが、リスクは抑えられます。
ただし、こちらに記載の証拠金は最大レバレッジの場合の金額です。
CFD・先物ともに、最大レバレッジでの運用はリスクが高まります。
許容できる価格変動幅に合わせた、レバレッジ運用を心掛けましょう。
▼日経225CFDのおすすめレバレッジは以下の記事でご紹介してます。
>> 【高配当】日経225CFD | 配当、証拠金、推奨レバレッジを公開!
配当金
項目 | 日経225 CFD | 日経225 先物 (ミニ) |
日経225 先物 (ラージ) |
配当金 | あり (価格調整額) |
なし | なし |
日経225CFDは、価格調整額(という配当金のようなもの)が発生します。
日経225先物は、配当金の発生はありません。
日経225CFDの価格調整額は以下のとおり。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
銘柄名 | 取引 方向 |
*価格調整額 (年額) |
価格調整額 (年利) |
必要証拠金 |
日経225CFD | ロング (買い) |
+5,000円 | 22.7% | 約22,000円 |
ショート (空売り) |
-5,000円 | – |
*価格調整額は過去1年の実績(2019年10月時点)
ロングの場合、1枚につき年間約5,000円の価格調整額が付与されます。
ちなみに、付与タイミングは3ヶ月に1回で、毎回金額は異なります。
必要証拠金に対する年利ベースで考えると、22.7%となります。
この年利水準は、主要国の株価指数CFDの中でも高い方です。
つまり、日経225CFDのロングの場合は、為替差益以外にも、高年利水準の価格調整額も狙えます。
これは、日経先物CFDと比較して、魅力的なポイントとなります。
株価指数CFDの中では、イギリスFTSE100も価格調整額が高く、配当狙い投資として人気があります。
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手数料
項目 | 日経225 CFD | 日経225 先物 (ミニ) |
日経225 先物 (ラージ) |
手数料 | 27円 (スプレッド) |
34円 (税込37円) (取引手数料) |
200円 (税込220円) (取引手数料) |
*2019年10月時点
日経225CFDは、取引手数料は無料ですが、スプレッドが発生します。
日経225先物は、スプレッドは発生しませんが、取引手数料が掛かります。
取引を細かく何度も行わないのであれば、そこまで気にする必要はありません。
限月(決済期限)
項目 | 日経225 CFD | 日経225 先物 (ミニ) |
日経225 先物 (ラージ) |
限月 (決済期限) |
なし | あり | あり |
限月とは、決済期限のことで、先物取引ならではのルールとなります。
そこで、先物・限月について少し解説します。
先物取引・限月とは?
先物取引とは、決められた期日に、決められた商品を、現時点で決定した価格で売買することを約束する取引です。
そのため、決められた期日以降は取引ができなくなります。
この決められた期日のある月を「限月」と言います。
日経225先物は、先物取引なので、限月が存在します。
つまり、決済期限が定められており、期限を過ぎてもポジション保有している場合は、自動的に決済されます。
一方、日経225CFDは、決済期限は存在せず、あなたの思い通りにポジション保持・決済ができます。
含み損を抱えていると、なかなか決済できないものですよね。
なので、そんな方は日経225先物の方が、意思とは関係なく、勝手に決済してくれるので良いかもしれませんw
呼値(値幅)
項目 | 日経225 CFD | 日経225 先物 (ミニ) |
日経225 先物 (ラージ) |
呼値 (値幅) |
1円 | 5円 | 10円 |
呼値(値幅)とは、損益が出る区切りの値幅のことです。
日経225CFDが1円に対して、日経225先物ラージは10円と10倍の差となります。
つまり、日経225CFDの方が、細かい利益を取っていけます。
ちなみに、日経225先物ラージの最小取引単位は1,000なので、10円の値動きで1万の損益となります。
つまり、1枚につき数千円・数百円の利益は取りにいけないということです。
取引時間
項目 | 日経225 CFD | 日経225 先物 (ミニ) |
日経225 先物 (ラージ) |
取引時間 | 平日8:30〜翌7:00 (米国夏時間は翌6:00まで) 祝日も可能 |
平日8:45〜15:15 平日16:30〜翌5:30 祝日は不可 |
平日8:45〜15:15 平日16:30〜翌5:30 祝日は不可 |
平日の取引時間については、そこまで大きな差はありません。
明確な違いは、祝日に取引が可能かどうか という点です。
日経225は、米国株式市場の影響を強く受けます。
NYダウの動きに合わせて、日経225も変動することが良くあります。
そして、日本の祝日は、アメリカの平日である場合が多いです。
こういった点からも、個人的にはCFDを活用しています。
【まとめ】日経225 CFD・先物 比較
・日経225CFDの方が必要証拠金を低く抑えられる。
・ハイリスクハイリターンの順番は、日経225先物(ラージ) > 先物(ミニ) > CFD。
・日経225CFD(ロング)は為替差益だけでなく、高年利の価格調整額も狙える。
・手数料は、日経225先物(ラージ)が高い。CFDと先物ミニはほぼ変わらない。
・日経225CFDは決済期限が存在せず、ポジションを保有し続けられる。
・日経225CFDは呼値(値幅)が狭いため、細かい利益まで追える。
・日経225CFDは平日だけでなく、祝日も取引可能で、米国市場の動きに迅速に対応できる。
日経225CFDと先物の違いが分かったところで、日経225投資の魅力・リスクを解説します。
株価指数の中でも投資価値のある指数ということが分かるかと思います。
日経225投資の魅力
日経225(日経平均)の魅力は以下の3点です。
・狙える為替差益が大きい
・日本の有力企業に分散投資できる
・景気に左右されず利益を狙える
それぞれ見ていきましょう。
狙える為替差益が大きい
日経225は価格変動幅が大きいため、為替差益狙いに向いています。
為替差益を狙う上では、値動きが大きい指数が向いています。
日経225のチャートを見てみましょう。
▼日経225 過去5年チャート
過去5年で見ると、2017年あたりから上昇傾向にあります。
最高値・最安値は以下のとおり。
最高値
2018年 9月:24,165円
最安値
2014年10月:14,507円
変動幅
9,658円
変動幅は、9,658円となります。
9,658円の変動で、狙える利益は以下のとおり。
・日経225CFD:96,580円
・日経225先物(ミニ):965,800円
・日経225先物(ロング):9,658,000円
比較対象として、イギリス版の日経225である「FTSE100」を見てみましょう。
▼FTSE100 過去5年チャート
過去5年で見ると、比較的穏やかなレンジ相場となっています。
ここ3年のスパンで見ると、概ね6,750円 〜 7,750円 の間のレンジ相場となっています。
最高値・最安値は以下のとおり。
最高値
2018年 5月:7,787円
最安値
2016年 2月:5,679円
変動幅
2,108円
変動幅は、2,108円となります。
日本の有力企業に分散投資できる
初心者が個別株式銘柄の選定を行うのは至難の技です。
一方、日経225なら、日本を代表する様々な産業の有力企業に分散投資ができます。
日本全体に投資をしていると言っても過言ではありません。
また、日経225の構成企業は名前の聞いたことある企業も多いので、初心者も手を出しやすいかと思います。
そのため、個別株投資の前に、日経225を始める方も多く、株式投資初心者におすすめです。
景気に左右されず利益を狙える
日経225投資は、ロング(買い)・ショート(空売り)のどちらでも取引が可能となります。
また、日経225は為替差益狙いに向いているので、景気に関係なく、ロング・ショートを使い分けることで、いつでも利益を狙えます。
特に、暴落時にショートで利益を狙えるのは、投資をする上で強い武器となります。
日経225投資のリスク
日経225投資の最大のリスクは、「含み損拡大」です。
これまでご紹介したように、「日経225」は価格変動幅が大きいです。
その分、為替差益が狙えますが、含み損拡大には注意が必要です。
日経225CFDは、配当(価格調整額)も狙えるため、長期でホールドしたい気持ちが出るかもしれません。
ただし、思いがけない価格変動でロスカットされては元も子もありません。
最大レバレッジの運用は避けて、比較的安全な運用をすることをオススメします。
▼日経225CFDのおすすめレバレッジはこちらの記事でご紹介してます。
【高配当】日経225CFD | 配当、証拠金、推奨レバレッジを公開!
続いて、日本225CFD・先物、それぞれおすすめな人をご紹介します。
【おすすめな人】日経225 CFD・先物
ここまでを踏まえて、日経225CFD・先物それぞれに向いている人は以下のとおりです。
日経225CFD
・低資金から日経225投資を始めたい人
・細かい利益までコツコツ積み上げていきたい人
・祝日も取引したい人
日経225先物
・まとまった運用資金を用意できる人
・大きな利益を狙いたい人
日経225CFDは初心者向け、日経225先物(ミニ)は中級者向け、日経225先物(ラージ)は上級者向けというイメージです^ ^
ちなみに私自身は、日経225をCFDで運用しています。
日経225以外にも、「米国30(NYダウ)」「イギリス100(FTSE100)」「ユーロ50」も運用しています。
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