・どんなサービスなんだろう?
・どんな仕組みなんだろう?
・デメリットはないのかな?
こういった疑問にお答えしていきます。
人気殺到、日本初のサービス!?
2019年1月にサービスを開始したFunds(ファンズ)。
従来のソーシャルレンディングと違い、サービス運営企業(関係会社を含む)がファンド組成を行わない完全マーケットプレイス型は国内初であり、注目を集めています。
これまでに募集した案件(ファンド)は全て短時間で満額申込となっています。
(出典:公式サイト)
メディアに取り上げられることも多く、注目度の高さがうかがえます。
本記事では、そんなFunds(ファンズ)の仕組み・メリット・デメリットについて解説していきます。
それでは、いってみましょう。
\ スマホからでも簡単 /
目次
Funds(ファンズ)とは?
さまざまな貸付ファンドに投資ができるオンラインマーケットです。
貸付ファンドとは?
利回りと運用期間が予定された金融商品です。
株式投資やFXと違って、相場の変動があるわけではないので、投資をしたら運用中の手間は基本的に掛かりません。
また、利回り・運用期間が予定されているため、個人投資家にとっては利益予想を立てやすく、投資計画が立てやすくなります。
ミドルリスクミドルリターン
(出典:公式サイト)
Fundsはミドルリスクミドルリターンの金融商品です。
金融商品なので、元本割れの可能性がある一方、Fundsの取り扱うファンドの予定利回りは1.5%〜6%(年率、税引前)と銀行預金や国債よりも高い水準です。
預金や国債といったローリスク・ローリターン、株やFXといったハイリスク・ハイリターンの間をとったミドルリスク・ミドルリターンの商品と言えるでしょう。
さらに、1円単位での少額投資が可能であり、投資初心者に優しいサービスとなります。
オンラインマーケットとは?
Fundsは、ZOZOTOWNや楽天市場のようなマーケットプレイスだと考えて下さい。
このマーケットプレイスに、個人投資家から資金を集めたい企業が出店するイメージです。
そして、個人投資家は企業情報、資金の使い道、想定利回り、運用期間 等を見て、投資検討ができます。
あのホリエモンも注目
これ良さげ!ロケットの資金調達に使いたい
スマホで貸付ファンドに投資できるマーケットプレイス「Funds」をクラウドポートが公開 (TechCrunch Japan) – https://t.co/omZO8mHFQ5— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 8, 2019
ホリエモンも、自身が経営するロケット会社の資金調達手段として使いたいと発言しました。
起業家・経営者にとっても、新たな資金調達手段として注目が高まりそうです。
参加している企業は?
(出典:公式サイト)
上場企業や成長が期待されるベンチャー企業となっています。
Fundsでは、以下のように、厳格な選定基準を設けています。
ファンド組成企業および借り手(運営者)の選定基準
下記3要件のいずれかを充足し、なおかつファンズの審査を経ること
・上場企業
・監査法人と監査契約を締結している企業
・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている企業
上記に加えての審査は、財務状況、資金調達力など総合的な観点から行います。
また、一般的なソーシャルレンディングと違って、どんな会社なのか?集めた資金で何をしようとしているのか? が分かるようになっており、個人投資家にとっても投資判断がしやすくなります。
ソーシャルレンディングとの違い
違い1:融資の流れの違い
一般的なソーシャルレンディングの場合
ソーシャルレンディング事業者が、個人投資家から資金を集めて、借り手に貸付を行う。
Funds(ファンズ)の場合
FundsはZOZOや楽天と同じで、場所(オンラインプラットフォーム)を提供しているだけ。
ファンド組成企業が、個人投資家から資金を集めて、借り手に貸付を行う。
ファンド組成企業とは?
ファンド組成企業とは、投資家から集めた資金を借り手に貸付けるために作られたファンド企業です。
個人投資家から資金を集めるためには、第2種金融商品取引業の登録が必要となります。
以下のように、Fundsで資金を調達するためにファンド組成企業を作っているケースが多いです。
(出典:公式サイト)
違い2:貸付先が見える
ソーシャルレンディングの大きな問題である「貸付先匿名化」に対して、2019年3月18日に金融庁から正式見解が発表され、匿名化の必要性がなくなりまりました。
この見解にFundsはいち早く対応し、2019年4月以降に公開する全てのファンドにおけるファンド組成企業からの直接的な貸付先を開示しています。
「貸付先匿名化」とは?
前提として、日本では貸金業法の定めにより、個人が貸し付けを行うためには、貸金業者として登録する必要があります。
しかし、個人投資家が貸金業者として登録するのは現実的ではないため、ソーシャルレンディング事業者が投資家から資金を集めて貸付を行うという流れになりました。
ところが、貸付対象が分かっている場合、個人が貸金を行っているものと同等と見なされ、個人投資家にも貸金業登録が必要。
と、官庁から指摘が入ったため、貸付対象を分からないようにする「貸付先匿名化」がソーシャルレンディングの常識となりました。
これにより、個人投資家は貸付先が特定できなくなり、リスクを判断するのが難しくなりました。
さらには、匿名化を悪用し、貸付先が見えないことをいいことに、身内に審査の甘い融資をする事業者も現れ、貸し倒れ案件が生まれる等、ソーシャルレンディング業界の大きな問題として認識されていました。
Funds(ファンズ)のメリット
Funds(ファンズ)のメリットは以下のとおり
・1円単位で少額投資ができる
・手数料はゼロ
・利回りと運用期間が予定された金融商品
・運用中の手間が掛からない
1円単位で少額投資ができる
1円から投資ができるため、投資初心者にも手の出しやすい商品となります。
最大投資額は1ファンドにつき、100万となります。
手数料はゼロ
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
項目 | 金額 |
会員登録に関する費用 | 無料(0円) |
口座開設に関する費用 | 無料(0円) |
口座管理に関する費用 | 無料(0円) |
指定口座への出金手数料 | 無料(0円) |
各種手数料は基本的に掛かりません!
今後案件も増えていくと思うので、全て無料なのは投資家にとって嬉しいですよね。
*デポジット口座に送金する際の振込手数料だけは利用者負担となります。
利回りと運用期間が予定された金融商品
Fundsでは、利回り1.5〜6%、運用期間は6〜12ヶ月とあらかじめ決まっています。
銀行に預けるよりも高く、安定した利回りが期待できます。
また、運用期間が分かることで、個人からすると、投資計画が立てやすくなります。
運用中の手間が掛からない
一度投資をしてしまうとやることはありません!
手離れが良く、ほったらかし投資が可能なので、日中本業のある方でも時間を奪われることなく、比較的安定した投資ができます。
Funds(ファンズ)のデメリット
Funds(ファンズ)のデメリットは以下のとおり
・元本割れの可能性あり
・途中出金ができない
・申し込み殺到で、応募ができない(現状)
元本割れの可能性あり
投資なので、リスクがゼロではありません。
元本が欠損する(損をする)場合は以下のとおりです。
Fundsでは、ローン型・不動産型のファンドを扱っており、それぞれ異なるので解説します。
ローン型
個人投資家からの資金を元手に、ファンド組成企業が借り手に対して融資を行うファンド。
一般的なソーシャルレンディングのファンドと同一の仕組み。
(出典:公式サイト)
返済原資は何か
投資家への分配金の原資は、基本的に借り手が行う事業から得た収益となります。
仮に借り手が行う事業で想定したリターンが得られなくても、借り手はファンド組成企業に対して、元利金の返済が求められます。
元本が欠損する場合
(出典:公式サイト)
不動産型
個人投資家からの資金を元手に、ファンド組成企業が借り手に対して融資を行うファンド。
借り手はその資金を元に不動産事業を行います。
(出典:公式サイト)
返済原資は何か
投資家への分配金の原資は、基本的に借り手が行う不動産事業から得た収益となります。
仮に借り手が行う不動産事業で想定したリターンが得られなくても、借り手はファンド組成企業に対して、元利金の返済が求められます。
元本が欠損する場合
(出典:公式サイト)
途中出金ができない
一度投資をすると、満期になるまでは出金はできません。
そのため、Fundsに限らず投資全般に言えることですが、余剰資金で投資を行うようにしましょう。
申し込み殺到で、応募ができない(現状)
サービスリリース時から期待度が非常に高く、募集案件は軒並み開始数分で売り切れとなっています。
一方で、投資家からのニーズや期待が高く、注目されているサービスということが分かりますよね。
当初は、先着方式のみの申し込みでしたが、抽選方式の申し込みも増えてきてます。
(出典:公式サイト)
新規募集案件の見落としが発生しないように、情報をメールで受け取れたり、SNS(Twiter・Facebook)で公開されているので、こちらチャックしていきましょう。
新規募集案件が出たら、すぐに申し込みができるように、口座開設は早めに済ませておきましょう。
\ スマホからでも簡単 /
Funds(ファンズ)のはじめ方
まずは、口座開設(無料)をしましょう(スマホからサクサクできますよ)
流れは以下のとおりです。
・メールアドレス登録
・基本情報入力
・重要書類への同意
・本人確認書類提出
・マイナンバー提出
・ウェルカムレター受け取り
よくある質問
口座開設キャンペーンはあるの?
現在、開催中のキャンペーンはありません。
実績は出ているの?
サービスリリースが2019年1月で、最も早い案件の開始が2019年2月なので、ほとんどの案件がまだ運用中です(2019年8月現在)
ただし、すでに運用期間終了して、元本償還実績も出ています。
(出典:公式サイト)
利益(分配金)の税金はどうなるの?
分配金は課税対象となります。
ただし、分配金に対する課税には、源泉徴収制度が適用されます。
したがって、ファンドの組成企業は、税金に相当する額をあらかじめ支払額から控除し、個人投資家に代わって納税してくれます。
源泉徴収制度とは?
課税対象となる所得の支払者が、所得者への支払額から税金に相当する額を差し引いて所得者の代わりに国に納付する仕組み。
確定申告の必要性はあるの?
Fundsで得た利益(分配金)の課税については、源泉徴収制度が適用されるため、税金が新たに発生することはありません。
ただし、サラリーマンの方など給与が発生している場合、Funds含め、投資での利益と給与以外の収益合計が20万を超えた場合、確定申告が必要になります。
20万以下の場合は、確定申告は必須ではないですが、赤字となっている場合は、申告することで還付を受けられる場合があります。
こちらは、事前に確認しておきましょう。
募集案件はどの程度のペースで出るの?
2019年1月にサービスを開始したばかりなので、募集案件数はまだ多くないです。
ただし、今後の拡大に向けた動きも見えますので、期待して待ちましょう。
2019年中に20社のファンド組成企業との提携を目指す。
3年後の運用残高1000億円へ加速ーー秒速で売れる貸付投資「Funds」運営が7億円調達、「貯蓄から資産形成」の実現目指す(2019/8/5)
伊藤忠商事のネットワークから資金調達ニーズのある企業を紹介していただくことで、これまでのラインナップに加え、ITや消費財といった新たな事業領域の企業をFundsに迎え入れたいと考えています。
アプリはあるの?
アプリは今のところありません。
ただし、Webサイトが、PC・スマホともに見やすく、使いやすくなってます。
運営会社は?
大手ソーシャルレンディングサービス立ち上げ経験のある代表が2016年11月に設立した株式会社クラウドポートが運営しています。
元々はソーシャルレンディング事業者比較サイト(クラウドポート)を運営していました。
Fundsの運営を開始し、金融取引事業者となったため、これまでのように中立的な立場ではなくなったことから、金融メディア「ZUU online」を運営する株式会社ZUU(東証マザーズ)へ事業譲渡しました。
2019年8月にはVC(ベンチャーキャピタル)から総額7億の資金調達を実施しており、今後のさらなる事業拡大が期待できます。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
社名 | 株式会社クラウドポート |
設立 | 2016年11月1日 |
代表取締役 | 藤田 雄一郎 |
資本金 | 503,005千円 |
所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目6-11 花門ビル5階 |
事業内容 |
金融商品取引業、インターネットによる情報サービス業 |
登録/加入協会 |
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3103号 一般社団法人第二種金融商品取引業協会加入 |
出資企業 | B DASH VENTURES株式会社、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、 グローバル・ブレイン株式会社、伊藤忠商事株式会社、SV-FINTECH Fund、 みずほキャピタル株式会社、AG キャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社 |
Funds(ファンズ)のまとめ
最後に、Fundsに向いている人をまとめると、以下のような方です。
Fundsに向いている人
・銀行に預けるよりは高い利回りを求めたい人
・ほったらかし運用がしたい人
・少額投資をしたい人
・投資未経験だけど、リスクを抑えて投資経験を積みたい人
Funds(ファンズ)は、これまであまりなかったミドルリスクミドルリターンでほったらかし投資ができる投資サービスです。
世間のニーズに合致したこともあり、その人気は想像以上です。
資産運用の第一歩としても、手を出しやすいサービスかと思うので、あなたも始めてみてはいかがでしょうか^ ^
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