・今は買い時なのかな?
・今後、南アフリカランド円は上がるのかな?下がるのかな?
こういった疑問にお答えしていきます。
私は2019年6月から南アフリカランド円スワップ投資を開始して、スワップポイントのみで想定年利33.55%の運用を実現しています。
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本記事では、南アフリカランド円の今後の見通しを、過去のチャート分析を基に丁寧に解説していきます。
本記事を読み終えた頃には、南アフリカランド円の今後の見通しイメージが鮮明になっていると思います。
それでは、いってみましょう。
▼スワップポイント投資についてはこちらの記事で解説しています。
>> スワップポイントとは?メリット・デメリットを分かりやすく解説
- 南アフリカランド チャート分析
- 南アフリカランド 今後の見通し
- 南アフリカランド おすすめレバレッジ、想定年利
- 南アフリカランド おすすめFX会社
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目次
南アフリカランド円チャート分析(10年間)
まずは、南アフリカランド円の今後の見通しを予想するために、過去のチャートを見てみましょう。
こちら過去約10年間の南アフリカランド円チャートです。
10年単位で見ると、反発もありながらも、価格は下がり続けています。
大きな下落のポイントは2つです。
2008年:リーマンショック
2015年:チャイナショック
【下落】2008年:リーマンショック
2008年大暴落の原因はリーマンショックです。約6円ほど下落しました。
ここまでの歴史に残る大暴落が起きると、南アフリカランドに限らずあらゆる通貨が大打撃を受けます。
【下落】2015年:チャイナショック
2015年〜2016年年始に掛けての暴落の原因はチャイナショックです。
チャイナショックとは、中国を震源とする、世界の金融市場に多大な影響を与えた出来事の総称です。
2015年6月〜2016年1月に掛けて、上海株が急落し、世界の株式市場に株安が連鎖しました。
それぞれの原因は以下のとおりです。
2015年6月
上海総合指数は、金融緩和や追加景気政策への期待から、2015年6月12日にリーマンショック後の最高値を付けましたが、その日をピークに3週間余りで3割以上急落。
急落原因としては、株価急騰に伴う市場への警戒感、株価高騰を警戒する規制強化の動き、株式市場の需給悪化懸念と言われています。
2015年8月
中国人民銀行が人民元の20年振りの実質的な大幅切り下げを実施。
その後、人民元の切り下げは一旦収まりましたが、8月18日に再び上海株が急落し、これをきっかけに8月26日まで世界の株式市場に株安が連鎖しました。
2016年1月
2016年1月4日、中国の「12月製造業購買担当者指数」が市場予想を大きく下回り、上海株が暴落。
これをきっかけに、世界の株式市場が急落し、中国発の株安が再び世界に連鎖しました。
暴落の別の要因としては、1月4日に新たに導入されたサーキットブレーカー*が初日に発動され、これが売り損ねた投資家の売り注文に拍車をかけたとも言われています。
サーキットブレーカーとは?
株式市場や先物取引において、価格が一定以上の変動を起こした場合に、強制的に取引を止めるなどの措置を採る制度。
株式市場などでは、売りが売りを呼んで下落が止まらなくなることがあり、値動きが一定の幅になったら取引を強制的に止めて、投資家に冷静になってもらう目的で設けられた制度である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南アフリカランド円チャート分析(2018年〜2019年)
こちら2018年〜2019年のメキシコペソ円チャートです。
原因とともに、一つずつ解説していきます。
【下落】2018年6月:米国金利の上昇、国内マイナス成長
米国金利上昇を背景とした、新興国からの資金流出懸念に加えて、2018年6月5日発表の1~3月期GDPが前期比年率2.2%減と、4四半期ぶりのマイナス成長となったことを受け、南アフリカランド円は下落しました。
【下落】2018年8月〜9月:トルコリラ円下落、国内マイナス成長
新興国通貨は自国問題ではなくても、他通貨の下落に引っ張られる傾向があります。
そのため、2018年8月のトルコリラ急落時に南アフリカランド円も下落しました。
2018年9月には、国内GDPの予想を下回る結果と2四半期連続の前年比マイナスをリセッション(景気後退)と投資家に判断されたため、南アフリカランド円は下落しました。
【下落】2018年12月:米国株式の急落
米国株式下落を発端とする世界景気減速懸念が拡がり、下落しました。
この頃から米国経済の先行き不安、リセッション(景気後退)懸念からのリスクオフムードが世界中に拡がりました。
【上昇】2019年1月:米国利下げ観測の高まり
米国利下げ観測の高まりにより、南アフリカランド円は上昇しました。
過去を振り返っても、米国の利下げが行われると、新興国に通貨が流れる傾向があります。
【下落】2019年2月:国営電力会社による、大規模な計画停電
国営電力会社エスコムで、一部発電装置からの電力供給が突然止まり、数年ぶりとなる大規模な計画停電が実施されました。
南アフリカ経済に深刻な結果を招くとの見方が強まり、南アフリカランド円は下落しました。
【下落】2019年3月:トルコリラ急落、米中貿易摩擦問題
こちらの原因は「トルコリラ急落」「米中貿易摩擦問題」です。
新興国通貨は自国問題ではなくても、他通貨の下落に引っ張られる傾向があります。
そのため、トルコリラ急落時に南アフリカランド円も下落しました。
【下落】2019年5月:米中貿易摩擦問題
2019年5月末には、米中貿易摩擦問題による世界経済への悪影響が懸念されたことから、南アフリカランド円がは下落しました。
【下落】2019年8月:米中貿易摩擦問題
8月1日にトランプ大統領が、9月1日から中国からの輸入品3,000億ドル相当に10%の追加関税を課すと発表しました。
さらに、8月5日に米財務省は、貿易で有利になるよう意図的に通貨を切り下げているとして中国を「為替操作国」に指定しました。
こちらを受けて、世界経済への悪影響が及ぼされる懸念から、各国通貨が暴落し、南アフリカランド円も同じく暴落しました。
南アフリカランド円の今後の見通し
南アフリカランド円の今後の見通しはどうなるでしょうか?
上昇要因・下落要因に分けて見ていきましょう。
上昇要因
上昇要因は以下のとおりです。
米国の利下げ
国内景気回復期待
米国の利下げ
2015年12月から断続的に利上げを行ってきた米国ですが、2019年7月に10年半ぶりに利下げを行いました。
今回の利下げは、景気の下振れリスクに対する予防的利下げとなります。
米国の足元の景気は拡大局面が戦後最長の11年目に突入し、雇用も消費も底堅い状態です。
一方で、米中貿易戦争を背景に、企業投資には減速懸念が拡がっており、景気落ち込みに対して先手を打ったと言えます。
FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)のパウエル議長は今後利下げを継続的に実施することは名言していません。
米国利下げは、新興国に通貨が流れる要因になるため、今後継続的な利下げが実施されるかどうかが、南アフリカランド円にとって重要になりそうです。
国内景気回復期待
南アフリカランド経済は、GDP成長率が2四半期連続で前年比マイナス成長をしており、現時点で良いとは言えません。
そこで、金融緩和策として、2019年7月に政策金利を0.25%引き下げました。
こちらを受けて、市場では景気回復期待が高まり、南アフリカランド円は底堅さを維持しました。
また、南アフリカ政府も、「政策の軸足を経済支援にシフトすることで、次は政府が利下げ効果を高める役割を果たす必要がある」とのメッセージを発しています。
今後の国内経済状況次第で、南アフリカランド円の上昇も見込めると考えます。
下落要因
下落要因は以下のとおりです。
米中貿易摩擦問題
国内経済動向
米中貿易摩擦問題
なかなか前に進まない米中貿易摩擦問題です。
2019年8月2日にトランプ大統領が、2019年9月1日から、3000億ドル分の中国製品に10%の追加関税を課す考えを明らかにし、米中貿易摩擦再燃への懸念が再燃しました。
引き続き、米中貿易摩擦問題の進捗からは目が離せません。
国内経済動向
上昇要因に記載もしたように、今後の国内経済状況が為替に影響を与えそうです。
一方で、現在のレートである7円近辺ほどで長らく停滞しているという事実から、ここが最安値に近いのでは?という見方もできます。
米中貿易摩擦や他新興国通貨暴落等の外部要因で、一時的に下落する可能性はありますが、底堅さは維持できる可能性が考えられます。
【予測】短期的な南アフリカランドの見通し
短期的には、大きな上昇は見込みにくいと考えられます。
米国の利下げは南アフリカランド円の上昇に追い風となりそうですが、米中貿易摩擦問題といったリスクを考慮すると、大きな上昇は見込みにくいと考えます。
レンジとしては、6.8円〜8.2円辺りの推移と予測します。
現状は7.0円程度なので、非常に安値圏であると考えます。
【予測】長期的な南アフリカランドの見通し
長期的(10〜20年スパン)で考えると、上昇が見込めると考えています。
理由は、日本経済の低迷によって、円の価値が下がるためです。
日本経済の低迷要因は以下のとおりです。
少子高齢化
人口減少
労働生産力の低下
南アフリカランド円投資の魅力はスワップポイントになります。
そのため、短期的に大きな上昇は見込めなくても、ロスカットされないための運用を行う前提であれば、早めに始めた方が有利です。
長期投資の目線で、スワップポイントで利益を重ねながら、中長期的に為替差益も狙っていくというスタンスが良いかと思います。
続いて、南アフリカランド投資を行う上での、おすすめレバレッジをご紹介します。
南アフリカランド投資おすすめレバレッジ、想定年利
スワップ投資を行う上で一番のリスクは「ロスカット」になることです。
ロスカットを避けるために、許容変動価格をいくらに置くかが重要です。
南アフリカランド円のチャート推移を見てみましょう。
過去3年で見ると、最安値6.314円となります。
こちらを踏まえ、南アフリカランド円1万通貨を購入する場合の、レバレッジ別運用資金及び想定利回りを見てみましょう。
↓横スクロールできます(特にスマホの方)↓
レバレッジ | 想定利回り(年間) | ロスカットライン | 必要資金 | オススメ度 |
1倍 | 7.3% | 0円 | 75,000円 | |
2倍 | 14.6% | 3.907円 | 37,500円 | |
3倍 | 21.9% | 5.209円 | 25,000円 | |
4倍 | 29.2% | 5.860円 | 18,750円 | |
5倍 | 36.5% | 6.250円 | 15,000円 |
南アフリカランド円レート=7.5円 1万通貨あたり年間スワップポイント=5,475円(15円×365日)
ちなみに私はレバレッジ約4〜5倍ほどで運用してますが、こちらは少しリスクある運用となります。
有事の際に、投入できる追加原資がある前提で、高利回りを狙いに行っているので、ご自身の投資余力に合わせて、レバレッジは選択してください!
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続いて、おすすめFX会社をご紹介します。
おすすめFX会社
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【まとめ】南アフリカランド 見通し
・過去10年大きな下落ポイントは2つ。
・「リーマンショック」「チャイナショック」
・南アフリカランドは短期的には大きな上昇は見込みづらい。
・ただし、ここ3年ほど、概ね7〜9円を行き来するレンジ相場である。
・レンジ相場のため、含み損が膨らむリスクは小さい。
・長期的には南アフリカランド自体の価格上昇の可能性あり!
・結論、スワップ投資に適した通貨であること間違いなし!
・南アフリカランド取引のおすすめレバレッジは3倍!
・レバレッジ3倍での想定年利は21.9%!
・過去最安値よりマイナス1円強下がってもロスカットされない!
スワップ投資は早く始めた方がスワップポイントが貯まり続けるため、有利です。
また、貯まったスワップポイントを追加原資として継続的に積立投資を行うことで、複利効果が働き、数年後の利益が大きく変わってきます。
▼スワップ複利投資 に興味ある方は以下の記事をご覧下さい。
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まずは小額からでもスワップポイント投資を始めてみてはいかがでしょうか^ ^
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